Quantcast
Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3957

今日、一番嬉しかったこと。

$
0
0
聞いてみてびっくりしました。

最終的には自分のキャリアを
「大学の先生」で締め括りたい。
そう言う学生がこんなに多いとはね。

びっくりしましたが、
なんだかとても嬉しかったです。

そういえば、
いつぞかのニュースに載ってましたっけ。
あれはたしか、中年サラリーマン対象のアンケートだったと思いますが、

「もし、職業を選び直せるとしたら、何になりたいか?」というアンケート調査だったと思います。

一位は「大学教授」でした。

――――

大学に転身して今年で12年目になります。
はや12年目。です。

最近、ようやくわかり始めてます。

「大学の先生」という職業は・・・ うん、とてもいいです。

自分自身の知的好奇心を
際限なく追求することができるという点で
大学人に勝る職業はないんじゃないかと
ここ最近になってようやくリアルに感じるようになりました。

もちろん他にもそれをできる職業はあるのだろうとは思いますが、「ほかに有るのかどうか」は私にとってはどうてもいいことで、私はこの職業が好きです。

着任後の数年は、「やってられるか!」とホザいていましたが、、、すみません、若気の至りです。あのときすでに30を過ぎていたのですから「若気」というのはなんなんですが(汗)。とにかく、いろいろわかってませんでした。お恥ずかしいかぎりです。

――――

いま、ふと思ったのですが、
この心境変化(?)は、単に経験年数によるものというより、

2010年に発覚した椎骨動脈解離が実は物凄く影響しているのかもしれません。けっして悪い意味ではありません。この病気が、私のものの考え型をいい方向に変えてくれたのかもしれません。うまく言葉で言い表せないのですが。。

幸い、病状はいま安定してます。
一昨年の検査以降、悪化がみられません。
油断は禁物ですが、いまもこうして普通に生きてます。

いま自分が置かれている状況に
たいへん感謝しています。
仕事は「楽」ではありませんが、とっても「楽しい」です。それは素晴らしいことだと思います。

ありがとうございます。ほんとうに。

――――


いまなぜこういう投稿をしているのか
自分でもよくわかりますんが、

いま、なんだかとっても幸せな気持ちです。

この環境に甘えてはなりませんが、
ぜひ、いま自分に与えていただいているこの環境を存分に活かして、信じる道を突き進みたいと思っています。命あるかぎり、前進し続けたいと強く思っています。


研究室の学生は
一人残らず、みな良い子です。
いい具合にそれぞれ個人差があって、ほんといい感じです。

当面は3月末までに
やるべきことをやりきる。
とにかくやりきる。

3月最後の日に
学生一人ひとりが
また一段ステージを上がっていると思います。さ
それがどんなステージなのか本人も楽しみでしょう。そして、彼ら一人ひとりが次にどんなステージに上がるのか私も非常に楽しみです。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3957

Trending Articles