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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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貯めていく場所は、レイヤを上げたほうが明らかに効率良し

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早い話、“概念AD”とは、コミュニケーション・デザイン。
ただし、その手前には「事業コンセプト」あるいは「事業ビジョン」がある。
コミュニケーション・デザインは、企業課題・事業課題に対して組み立てられるべきもの。
つまり、コミュニケーション・デザインの上位に、ビジネス・デザインがある。

P社が独自に展開するカテゴリについて、
現状は各商品が個々に販売され、独立した状態になっているが、
今後は、IoTで相互に繋がり、個客に対して総合化された価値をもたらす可能性がある。
このように、サービスデザインの視点が入ると、
それを受けてコミュニケーションデザインも変わるだろう。

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昨今、
コミュニケーション予算は、
商品単体に対する割り当てがすべてではなくなった。
昨今では、コーポレートに対する予算割り当てが顕著になっている。

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企業
  ↑
カテゴリ
  ↑
商品
===

ファンをどこレイヤに貯めるか?
コミュニケーション効果をどのレイヤにストックするか?

ファンづくりは、
商品単体レベルではなく、
カテゴリレベルで行う方が明らかに効率がよくなっている

貯める場所は、
レイヤを上げたほうが明らかに効率が良い。

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「規模の経済」と「範囲の経済」を考慮すると、
これまでは、モノを作って売る規模の経済が主軸だった。
しかし、新興国企業等の台頭により、この志向性はまもなく限界。
自動車メーカーが、クルマ、ローン、保険、車検、中古車、カーナビなどアクセサリなど商材のヨコ展開した範囲の経済が今後は様々な業種で主軸になっていくことだろう。


規模の経済(モノ) ≒市場シェア
●ーーー→ 範囲の経済(コト) ≒顧客シェア


Kr社事例は、
「対象商品の価値を訴求して、当該商品の売上向上に結び付ける」という側面だけでなく、
「対象商品を使って、ビジョンを語る」という新しいコミュニケーションの可能性を示唆しているのではないか。

そういう観点から見ると、
最近のQ社のコミュニケーションは一見すると商品広告であるにもかかわらず、良好な企業イメージの形成をもたらしている。S社も同様。お茶飲料のコミュニケーションを通じて、その効果をコーポレートに落としている。「らしいトーン」が重要であり、この実践に制作会社の力量は一層問われることになるだろう。

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cookieなどプラットフォームの整備は、
広告、販促、CRMを通じて、顧客を膨らますことを可能にした。



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