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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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父さん、

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今シーズンは、
一度も一緒に観に行く機会がありませんでした。

昨年は、あの件で落ち込んで沈みきっていたせがれをかわいそうと思ってくれたのでしょう。東京ドームの巨人3連戦すべてに一緒に行ってくれました。

年を取って視力が弱まり球場に行っても、もはやボールは見えていないと聞いたのもその頃です。

「ボールが見えてなかったの?ごめん。。もう一緒に行ってくれなくていいよ」と言った時、

「ボールが見えなくても構わん。隣で雄の様子を見ていれば、何が起きているのかわかるから。」と言ってくれた時に、父の愛情をあらためて感じました。



建設省の役人で、毎日忙しくしていて、せめて週末は休みたかったであろう父でしたが、

「ねえねえ、キャッチボールしようよ」という息子の誘いを断わったことがありませんでした。一度も断られたことがありません。

かれこれ46年 父の息子をしてますが、

唯一、断りかけたのは、父が上り階段で顔面から落ちて、目のまわりが尋常ではない状態になった時。横浜スタジアムのオリックスvs横浜の交流戦に行こうよと誘った時に、「行きたいけど、いまこんな顔だから、今回は勘弁してくれんか?」と言われたことだったかな。でもそのときも、結局一緒にハマスタに一緒に行ってくれました。つい2、3年前のことです。



今春、これまでの親子関係で最大のややこしい事態を招きましたが、

もちろん今も、父が大好きです。

父さん、誕生日おめでとう。
まだまだ元気でいてください。

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