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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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研究室配属に関してこれまでに寄せられたご質問に回答します(1)

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いただいたご質問に回答するのが遅くなってしまい申し訳ありません。ただいまの移動中の時間を有効に使って、質問の一部ではありますが以下のとおり回答いたします。今後、回答数を増やしていきます。
 
 
Q. 今どんな研究をしていますか?
 
⇒ 加藤研究室は守備範囲が広いのですが、いま研究室として最も注力していることの一つとして、魅力的な製品・サービスのアイディアを次々とひらめく思考技術の開発があります。「理想追求型QCストーリー」という名で確立しようとしています。建設機械メーカーのコマツをはじめ、さまざまな企業と実際に協働して、早期の確立を目指しています。このほかにも研究室の取組みは多岐にわたっており、キーワードとして挙げますと「ブランド・マネジメント」、「ビジョン設計」、「競争戦略」、「カスタマー・ロイヤルティ」、「モチベーション・マネジメント」、「組織マネジメント」、「人財育成」などがあります。加藤研究室が取組むテーマについては、近日中に開催する研究室紹介にて取組みテーマの全体幅をご紹介します。きっと、あなたが興味あるテーマがあると思います。ぜひお越しください。現在のところ、研究室紹介は来月8月12日(月)を予定しています。
 
 
Q. 商品の企画・開発に興味があります。しかし、そのようなことにはセンスが必要とされると思います。研究室でやっていけますか?
 
⇒ やっていけます。センスは磨くものであり、いま現在センスを持ち合わせているかどうかは関係ないと考えます。なにより大事なことは「好奇心の強さ」です。商品の企画・開発に興味があるのなら、ぜひ挑戦してみてください。さらに補足しますと・・・ 一般的に商品の企画・開発には「センス」を要すると言われていますが、加藤研究室はセンスに頼らぬ商品の企画・開発技法の開発を目指しています。「センスがある」と言われる人たちが無意識的に着眼していることや考えていることを、一連の思考プロセスのなかで明示的に取り扱うことで、全員とは言わないまでも、一人でも多くの人々が創造性を発揮できる方法論の開発を目指しています。その筆頭の鍵が「ビジョン(事業が目指す姿)」と考えています。前述の「理想追求型QCストーリー」は、まさにそれを実現する為の思考技術なのです。
 


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