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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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対策2つ。

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昨日書いたことについて、
どうすればいいかを今日も考えていました。

まず一つ目の「味方なのか敵なのかをいかに見極めるか」については、交渉術でいうところの「Interest」、「position」、「BATNA」を導入して新たな手法を作り上げてみたいと思います。ただし、交渉術はあくまで「目前の取引」に関する意思決定であるため、「長期にわたる共創」にはそのまま当てはめられるようには思えません。交渉術には「協調」の視点があるにはありますが、しかし、何のための協調視点かといえば、やはり目前の取引をよいものにするためのアプローチにすぎないと思うのです。既存の交渉術に、マネタイズシナリオの観点を組み込んで、オリジナルの分析手法にしたいと思います。

もう一つの懸案については、
タコツボ状態にある本人に「考える技術、書く技術」(ダイヤモンド社)を精読してもらって、ご自分が仲間に伝えたいことをピラミッド構造で表してもらう。たしか、「自分は論理的思考がある」と本人は言っていた記憶があります。それが本当なら、あの本を一度読めば一発でわかるはず。それがわかれば、あれはトピックではなく、メインアイディアになるべき言葉であり、トピックには受け手にとって既知の関心事を置く必要があることが腹落ちすることができるはず。そして、受け手にとって既知の関心事を出発点として、最終的にあの言葉がメインアイディアに落ちるためには、複数の演繹と帰納を組み合わせたロジックが必要になることをわかるはず。

ただし、
正直なところ、本人にどこまで論理的思考力が備わっているのか、いまはまだ私にはよくわかりません。そこで、まずは、本人に「考える技術、書く技術」を勉強してもらって、本人が伝えたいことをピラミッド構造で表してもらう。自力ではどうにもならないとなった時は、本人から私に持論を聞かせてもらうだけ聞かせてもらって、それを受けて私がピラミッド構造を作ります。

そういう二つの方策で現状打破したいと思います。

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