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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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なんとなく考え始めてること。「組織に人を割り当てる」vs「人のラインナップを生かすべく組織を創る」

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先日、組織開発の先生にお目にかかる機会がありました。一にも二にも、「人」が中心なのですね。組織開発の基本思想は、一億総活躍を掲げる日本に合うのだろうなと思いました。

その日か、次の日、
何の番組だったか、さらには誰の話だったのかかも忘れてしまったのですが、

その人間の特質を生かすべく、持ち場を設けたという話を聞きました。

何の番組だったかどころか、
何の話だったのかすら忘れるとは、、、あたし大丈夫なんだろうか

具体的に何の話だったか忘れましたが、話のポイントは印象的だったので覚えてます。役に人をハメようとするのではなく、その人間の能力に合わせて役割を設けることの重要性です。

そのとき突然に思い出したのは、
かつて劇団をやっていた時の脚本家が取った措置でした。第一稿では務まる役がなさそうな劇団員がいたのですが、でもその劇団員には他の団員にはない個性があって、脚本家はその団員の個性を生かしたくて第二稿に結構な修正を加えました。そして、その団員は来場者アンケートで良いコメントがもらえたほど役にハマってました。そのアンケートを団員が嬉しそうに見ていたシーンをよく覚えています。

それに続いて頭に浮かんだのは、
吉本新喜劇です。わたし、Mr.オクレが結構好きなのですが、考えてみると彼の場合も上記と同様なのではないか?あのピンポイントは彼だから務まる。そんな気がしました。

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組織に人を割り当てるのか。
人のラインナップを生かすべく組織を創るのか。

前者は、はじめにjob descriptionありき。その役どころに合う人を切った張ったを繰り返す。外資に見られるパターンですが、同一労働同一賃金を掲げる日本企業にも拍車がかからことでしょう。

前者は合理的に映りますが、簡単に人をクビにできない日本企業に向いているのかというと、むしろ合理的ではないのかも。社内失業者を生んでしまいかねない。

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最近、
頭を抱えていることがあります。
ある重要な件で、事がうまく進まないんです。

上記の一連のことを考えていた時に、ふと思いました。

もしかしたら、
頭を抱えている原因は、自分が勝手にjob descriptionをこしらえていて、メンバーにそれをやってのけることを求めているからではないか。月を重ねるごとにストレスが増していますが、いや、ちと待てよ?

任命した側には任命責任がある。
任命してみたものの、その人間のパフォーマンスが不満足だと他の人間に切り替えたくなりますが、というか、これまでの私は実際それをやってましたが、

それは大きな間違いなのではないか。人を切ったり張ったりする前に、「目的」と「人ラインナップ」をもとに、各人の特質が生かして目的が叶うようにプロセス(品質保証体系図)を創造することなのではないか。と、考えてました。

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[追記]

ウチはバントがヘタクソで、バント失敗でチャンスを何度も潰しただけでなく、昨年は1死1塁の場面でもバントして得点圏にランナーを進めようとしていて

そんなにバントさせたいのなら、バント成功率が上がるよう指導せんかい!あるいは、バント下手をなんともできないのであれば、バント野球を別の試合運びに変えんかい!

とブリブリ怒ってましたが、これなんかまさに今回の投稿に通じますね

試合運びがほんとヘタクソだよ。
今日だって、16安打で3得点って、なんなん

「あと一本が出ていれば」ってアンタが言うな。

あ、しまった
別の話になってもた

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