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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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それぞれの班に重要なミッション。どの班も欠かすことができない存在。

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一般化された手順フローを提示する重責を担ってくださるのは、1B班。「モノの企画の前に、ソリューションの企画が存在すべき」という主張は、本件の核になると思っています。

ただし、
1B班によるその主張は、具体的なアプリケーションを汎化したプロセス表現。「たとえば、どういうソリューション?」という問いの答えをリアルに示す立場にない(可能性があります)。彼ら自身が、自分たちの発表で事業開発八の字の左半分を示すなら話は別ですが。

時間の制約が非常に厳しいため、
1B班が具体的なアプリケーションを示すことに時間を割く必要性は必ずしもないと思います。彼らには、品質保証体系図と管理フロー図をバッチリ示していただくことに時間を充てていただくことのほうがよほど重要。

品質保証体系図上で示すことがらはシンプルで、「1. これまで企画と称していたものは、モノの企画」、「2. モノの企画の前に、コトの企画(ソリューションの企画)があるべき」という2つ。

では、コトの企画(ソリューションの企画)とは、具体的に何をするのか?

その問いの答えが、
管理フロー図。
そこて表されることは、

1. ソリューション社会および顧客の未来課題に基づく未来課題仮説の設計
2. 未来課題を達成するためのDoニーズ仮説の設計
3. Do展開
4. 展開された3次Do(あるいは4次Do)を担う道具立ては、ハードか?それともソフトか?はてまた両方か?の検討
5. ハードあるいはソフト(はてまたその両方)に求められる要求品質の検討

上記5は、
モノの企画に入ったことになりますね。ここからQFDの品質表の登場になるのでしょう。

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ということで、
1B班には、具体的なアプリケーションよりも、汎化された組織プロセスを示していただくことのほうがはるかに重要だと考えています。

ただし、
汎化されたプロセスを示しても、聞き手からすれば、「それ、具体的に例えば何なの?」という疑問喚起すること必至。

そこで登場するのが、
3班、2A班、2B班!

ここまでの全4回のWSを通じて、これら3つの班の検討は順調に推移しています。が、しかし、あくまで「順調」なのであって、いまはまだ万全ではありません。万全になるまでの道のりは、まだしばらく続きます。

彼ら3つの班におかれましては、
1B班が管理フロー図で示そうとしている「1. ソリューション社会および顧客の未来課題に基づく未来課題仮説の設計、2. 未来課題を達成するためのDoニーズ仮説の設計、3. Do展開、4. 展開された3次Do(あるいは4次Do)を担う道具立ては、ハードか?それともソフトか?はてまた両方か?の検討、5. ハードあるいはソフト(はてまたその両方)に求められる要求品質の検討」を是非とも完成度高く示していただきたい。そのレベルに達するには、3回目のPDCAが必要になるのでしょう。山登りにたとえると、彼らの現状は、んー、、3つの班を平均すると6合目かな。

彼ら3つの班には、これ以外にも、事業開発八の字 左半分の検討を経た右半分、すなわちビジネスモデルの提示にも踏み込んでいただきたい。そして、その各構想が同社にとってビジネスチャンスであることを示していただきたい。つまり、フェルミ推定を通じた経済価値の大きさを示していただく必要があるし、さらには、構想の実現を阻害しかねないリスクの洗い出しと、リスクを未然防止する対策を示していただく必要がある。

んーーー。
3班、2A班、2B班に求められる作業量は、まともにやると結構あります

さらには、第3班にはもう一つ重要なミッションがあります。オープンイノベーションの叶える組織プロセスやね。その位置は、1B班の後ろ。第3班の登場は、2回に分かれます。

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トリを担うのは、1A班。

モノを企画する前に、ソリューション企画するにしても、その後の設計・開発プロセスですったもんだしてたら話になりません。

デジタルの力で
いかに市場投入に至るまでの設計・開発プロセスをデジタライゼーションするか。このイシュー(答えるべき問い)はめっちゃ大事です。


というわけで、
各班の検討は、個々に独立しているのではなく、一連の文脈を成します。

どの班も欠かすことのできない存在であり、すべてが揃って初めて、作品になります。

次回WSは、最大の山場。
各班のみなさんだけでなく、私にも相当の覚悟が必要になります。

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ここから先は
メンバーのみんなと私の間に存在する介在者を挟むことなく、直接的なホットラインが重要になることでしょう。その理由は割愛します。

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