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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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体験日記

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初回のワークセッションを通じて、事業がもたらす価値について将来性を持てるようになりました。それは単に「儲かりそう」といった経済的な損得に留まる話ではなく、自分たちの事業が人々や社会から見てどれだけ重要なものなのかということがわかり、使命感にも似たモチベーションが上がりました。

初回を無事終えた今だからそんなことを言っていますが、実際のワーク中は頭を何度もガツンとやられたような感覚でした。
 
極端な言い方をすると、ワーク以前は私を含めてメンバーのほとんど全員が「今」に目を奪われていたと思います。目の前の課題に目を奪われてこれを達成すること自体が目的化していました。私は企画部の所属ですが、市場調査などを通じて集められた顧客の声からは、いまのニーズを把握して製品化することに躍起になっていました。それはややもすると刹那的で、とにかく売れる製品を作りたい一心でした。顧客と関係が持続する期間に意識的になることで、その長い期間中に自分たちの事業は顧客の何を実現させてあげたいかということを考えるのはとても楽しくて夢中になりました。きっと、「自分たちの事業の将来性を自ら作り込んでいきたい!」という気持ちがメンバー全員に溢れていたからだと思います。

<つづく>

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