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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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全員合格。それはとてもいいことですが、現実は「選考」を避けて通れず。。いまの材料でこれ以上は選べない。しかたないので、過去に一度もやったことない次段階へ。

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「人物評価」という観点なら、
全員合格です。みんな、好印象でした。

しかし、配属枠が最大4のため、
悲しいことに全員を受け入れることができない現実があります。

現在までに「加藤研究室にいきたい」と言ってくれている学生はみんな良いので、いまのままでは、選べません。選ぶなら、全員。落とす理由がないんですもの。

こりゃ困ったな。。。
ほんと困りました。

研究室発足11年目。
こんな経験は初めてです。

採否基準を「GPA」にする研究室が少なくない理由がようやく少しだけリアルに感じました。GPAで機械的に決めれば、悩まずに済みますよね。なるほどですね。

しかしですね、
先日のブログに書きましたとおり
GPAより大事な着目点があると私自身は考えています。すでにご案内しているとおり、学生ひとりひとりと直接会って、お互いの目指す方向がどれだけ一致しているのかという点を重視して判断します。

―――

ということで、
昨日から新たなことを始めてみることにしました。

昨日と今日の2日間で、3人の学生と面談したのですが、うち二人は自主課題に取り組むようです。二人の学生それぞれと個別に意見交換して、その学生本人が興味を持って取り組めるテーマを話し合って決めました。話し合って決めた課題テーマに自分なりに取り組んでみることによって、次々と「あれについても考えてみたい」、「この点についてもさらに掘り下げてみたい」というような知的好奇心の好循環に繋がれば嬉しいです。こりゃ立派な「研究室インターン」といえるのかもしれませんね。

自主課題に取り組んでみた結果の、
1) 取り組んだ学生本人の感想と
2) 取り組み結果としてアウトプットレベル
をみて、

順次、内定を出したいと思っています。


上記3名以外の加藤研究室志望学生と会うタイミングは、早くても来月11日の予定だったのですが、、、

上述のとおり状況が変わりつつあるため、タイミングが遅い(=選考に間に合わない)かもしれない。。

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