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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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一発回答。心意気が伝わる契約書内容。メンバーは最高の布陣。これで結果を出せなければ、自分の責任。

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今日は、
新規案件のプロジェクトリーダーとの面談でした。
リーダーは、当該事業の中長期経営戦略を預かる経営企画部門の部門長。

メンバーは、
当該事業を担当する役員(同社 専務)から直々に各部門長にお達しがまわり
各部門長が「こいつがウチの将来を担うエース」と見込んだ方々。
構成は、部門横断型。特定少数部門への偏りなし。総勢12名。

契約条件は、一発回答。

プロジェクトオーナーは、同社専務。
経営トップも、関与。 

契約書書面には
「結果が出るまで、本プロジェクトをやめない」と言わんばかりの強い決意を感じずにはいられぬ内容。


これで燃えない人間は、いない。

個人レベルが本気になるのは当たり前。
そのような個人の本気を実際活かせるのかどうかは、組織の本気にかかっている。

一発回答。 メンバー構成(布陣づくり)。 オーナー指揮系統の明確化。 本務に勝る優先順位づけ。

K社に匹敵する、最高水準の組織の覚悟だと思います。
ここまで潔くスパっと仕切ることができる同社組織の意思決定力に心から敬意を表します。

直近を振り返りますと、

同社経営層と初めてお目にかかったのは、昨年12月。 場は、同社イベントの、普通の基調講演。
当初は、講演が終わったらすぐに帰る予定だったところ、
講演終了直後に、経営陣に呼び止められ、急きょ、身内だけの懇親会に飛び入り参加することに。
懇親会中に、経営トップと専務と面談。 このとき、「うちもやりたい」と打診がありました。

その2か月後、
経営層と面談。 その場で、2015年度中の発足が決定。

その数週間後、
メンバーが確定。

そして今月、
プロジェクト発足。

初めてお目にかかってから、たった4ヶ月。
たった4ヶ月で、これだけの場の設定。

このスピード、
異常です。 過去最速。 あのK社よりも早い。

親しみ込めて申し上げますと、
「組織の覚悟、こうでなくっちゃ!すごい!」と言ってしまいたくなるほど、
ほんとうに素晴らしいと思います。

逆に言うと、
この組織の本気感が、
当時ご一緒していた企業との離縁を決定づけました。

本気に裏打ちされたスピード感。

人生一度きり。
個人に残された時間も、能力も、有限。
そりゃ、組織の本気に賭けますよ。
個人の本気だけでは、物事の動きはどうにもならないのですから。


これだけの「状況」を作っていただいて
これで結果が出なければ、私の責任です。

取組むテーマは、
相当な難易度です。
みんなで力を合わせて臨まないと突破できない。

是が非でも、突破したい!

私にとっても、
自分の限界を超えて高嶺を目指す絶好の機会です。


これだけのお膳立てをしてもらって結果が出なければ、
完全に自分の責任。 状況のせいにできない。 言い訳できない。 他責ありえない。

こういう場で勝負したい。
人から見れば、自虐的と映るかもしれないけど
プレッシャーしかない状況で、自分の力を試してみたい。
「組織がアホだから」 とか、一切の言い訳できないができない場で、自分の実力がどれほどのものなのか自分が自分に問いたい。

本件が結果を出せれば
私には、K社に次ぐ2例目の、産業界に示すことのできるベストプラクティスになる。
逆に、結果を出せなければ、この道の今後の失速あるいは失墜は免れない。

いいじゃない。 そういうの。 シビれます。

人生は、シビれてなんぼ。 ほんとに電気でシビれるのは嫌だけど、
プレッシャーに押しつぶされそうになってシビれるのは、嫌いじゃない。 というか、大好き。 本望です。


「あなたは一生懸命やっているのに、
それを組織が、あるいは、あの人が理解してくれなくて残念だよね」
と、 言い訳がましい展開になるのは、もう経験したくない。

いまの私が最も重きを置きたいことは、
組織の本気。

腹を括った組織が、本気でこしらえた場で
自分がどれだけのパフォーマンスができるか。
それを思う存分、私自身も本気で試してみたいです。 


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