今日、「IoTの観点から、モノ志向の脱却を図りたい!」と題して投稿しましたが、
要はこれって、自らが関わるシステムを定める。ということですよね。
システムとは次の3条件を満たすもの。
1)システムを構成する変数が定まっていること
2)各変数の挙動範囲が明らかになっていること
3)変数間の関係が分かっていること
部品メーカーの場合、
① 最も狭いシステムは、ほかならぬ「自社製品そのもの」
② もう少し範囲を広げると、自社製品(部品)が搭載された顧客の製品
③ 最も広いシステムは、顧客の製品が、さらに別の製品と相まって構成する社会機構
②と③の間にいくつか段階がありますが
ややこしくなるので3区分にします。
さきの、
「自社製品が保有する情報を、ほかのどのようなモノが保有する情報と繋げたいか?」
というのは、
自らが関わるシステムをどれだけ広く捉えることができるか?
という問いを、別の言い方にしたもの。
モノ志向が強いと
放っておくと上記①に陥る。
がんばって②。
ただし、②程度だと、出てくる発想は、
顧客製品の保守管理サービスで留まるでしょうね。
いかに、③まで広げられるか。
そこが鍵なんでしょうね。