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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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全力で臨んだからこそ分かった。トレードオフは自ら創り出すべき。この考えは今後も変わらない。

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4月1日から8月19日の間について
さきほどの投稿で「結果的に、非常に苦い経験」と書きましたが

「自分なりにできる範囲でがんばったけど、うまくいかなかった」という言い方ではなく、「非常に苦しい経験」とはっきりした結果になったことは、いつの日か「あの経験が生きた」といえることに繋がるような気がします。というか、繋がってほしいと心から思います。

この期間、
私は二兎を追っていません。
全力で本件だけに臨んでいたとはっきり言えます。
最大限、本件にリソースを投入しました。それがこの結果ですから話にならないのですが。

話にならないのですが
意味のある反省はできます。
ほんとうは「次の機会に活かす」ということではなく、今回のことを一発で決めることができればベストなのですが、どうしてもそれが叶わないのであれば、そして、もう一度チャレンジする機会があるのなら、結構な高確率で次に活かすことができると思います。すくなくとも、「もっと時間をかければよかった」 という愚かで無意味な後悔はありません。


私は不器用なので
「アレもコレもバランスよく」ができません。
全力で臨まないと、結果を出せないんです。

今回のことは
ほんとうに残念な結果に終わりました。
まさに木端微塵です。

しかし、全力でやっていなければ
木端微塵感はなかったと思う。

この木端微塵感を必ず次の機会に活かす。
「あのとき、あの木端微塵の経験が、いまに繋がっている」
と思える日を絶対に迎えたい。

ややこしいことは
今回のことは、複数の原因が複雑に絡んでいて
総括しづらい点です。

事業戦略は絶対に必要だと思う。
戦略的ポジショニングは欠かせない。
構想4点セットは間違いなく有用なはず。
いまこれらを否定する材料は無い。
今後、変更があるかもしれませんが、
いまはまだ変更しなければならない根拠は見い出されていない。と思います。

最大の問題は
やり方だったと思う。
進め方に問題があったと思います。
“what”ではなく、“how”に問題があったと考えています。

ひとまず、
「相手の立場を尊重する」
という極めて基本的なことを
次から徹底してやっていきます。

「尊重する」という漠とした言い方ではなく
「相手の立場を守る」あるいは「相手の立場を脅威に晒さない」
という言い方のほうが的確かもしれない。

それからもう一つ、これも“how”に関することとして
「答えは自分で言わせなければダメ」 です。
このことは大前さんのお話しで知っていたはずなのですが
やはり、「単に知っていること」と「実際に自らできること」は雲泥の差ほど大きいということなのですね。
実践できない知識はゴミ同然。 非常に恥ずかしいです。

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人生にトレードオフはつきもの。
自ら意識してトレードオフを創り出し、
適切に選択すべき。

この考えは
今後も変わらない。

他者にこれを強要することはありませんが
同じウエイトで同じ選択肢を選ぶ人間とでなければ
エンゲージメントなんぞありえん。

そういう人間とは
損得的次元でしか関係が成り立たない。

すべての関係が
エンゲージメントである必要はないとは思ってます。
というか、現実的に困難ですよね。

損得的次元での関係成立はもちろんあると思います。
ただし、そのような関係は私にとって本望ではありませんが。

一番腹立たしいのは
トレードオフ問題を想定すべき『時』に、その『時』を認識できず、
過去からの延長戦上のまま(=惰性のまま、あるいはフォアキャスティング)の過ごし方で
一つに絞れず、あぶはち取らずで結果を出せないヤツ。
結果が出ないのは、当然だよ。当然。


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