昨日は、
私が担当するマーケティング特論の最終回でした。
それは単に「マーケ特論最終回」ということではなくて、
今年度の大学院授業の最終回であり、
私が設立趣意に賛同して飛び込んだ産業戦略工学専攻が13年の歴史に幕を閉じる最終回であり、
ほかにもあるのですが、それは割愛するとして、
とにかく、いろいろな意味で最終回だったんです。
なんといえばいいのか、
相応しい言葉が浮かばないのですが、
心の内に、並々ならぬ思いを秘めて臨みました。
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情けないことなのですが、
最近、スランプなんです。
ペースがめちゃくちゃ。
1時間半で話し切れるようシートを用意して臨んだら
1時間未満で終わってしまったり、
と思ったら、
先日7月7日の講演会では、
時間配分を完全に見誤ってしまい、
3時間半で終わるべき講演会が、
なんとなんと、+2時間の延長戦になってしまって、計5時間半の非常識な長丁場になったり。
先週金曜の学部授業も、
クライマックスの配置を間違えて、
途中で終業ベルが鳴って強制終了になるし、
もう、ほんとにスランプです。
適当にやってるわけではないのですが、
ペース配分がメッチャクチャ。
おそらく、感覚任せになってしまってるんだと思う。
講演だけで120本超、
講義を入れたら、1000本くらい経験してるはずなのに、
情けないったらありゃしない。
恥ずかしいです。ほんとに。
だから昨日は、
全体を通したメインのトピックセンテンスは何か。
そこに至るまでに、全体を何パートに分けて進むか。
という、「全体」と「現在地」をとにかく意識して臨みました。
さらに、
受講生の表情を確かめながら、
すこしでも伝えたいことが受講生に伝わるよう、
都度、言葉を選んで、丁寧に臨みました。
「いま自分はみんなに何を伝えたいのか」を強く意識して、
最大限伝わるよう言葉を一つ一つ丁寧に選んで臨みました。
気がつけば、21:20。
まともに時計を見ず、気がついたら1時間40分が経過していました。
最後のシートを話し終え、
受講生から拍手をいただいた時、
ほんとうに嬉しかったです。
みんなから拍手をいただいてようやく我に返りました。「素にもどった」という感じ。
結構な集中力で、一心不乱に臨んだと思います。