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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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ここまでの振り返り

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ここまでの検討を振り返りますと、、

最新の共創プロセスは、顧客の“Doニーズ”の進化の過程として表現されようとしています。
「表現されている」ではなく、「表現されようとしている」と敢えて書いているところがミソですけど。

2つの班のそれぞれについて
もうすこし踏み込んで講評いたしますと、


<2班の共創プロセスについて>

・ 第1期のタイトルと、その中身(要求項目例)の整合性が取り切れていない印象があります。自分たちのアイデンティティ(=motion control)をもうすこし強く意識してみてもいいのかもしれませんね。第1期タイトルをふまえ、かつ、自分たちのアイデンティティを意識して、要求項目ライナップのバージョンアップを期待したいと思います。

・ 第1期のタイトルはほぼOK。ただし、第2期があの内容ならば、期の違いを顕著にするために、第1期のタイトルから「安定的に」はカットしてもいいのかもしれないですね。

・ 現状の第1期→第2期→第3期のタイトル内容の並びは、ほんとにこの順序がいいのか?ということを吟味するということもありますが、私がそれより気になることは、共創の旅のゴールが第3期のあの内容が相応しいのか?という点です。あの内容は間違いなく共創プロセスのなかに組み込まれるべきだと思う。ただし、あれが最後の内容なのかということについては疑問。疑問というか、最後ではないと思う。もっと正確に言うと、あれを最後にしないほうがもっと面白い共創プロセスに発展すると思う。

・ と、細々と書いてしまいましたが、2班の場合は、要求項目の表現レベルが適切になりつつあることをなにより喜びたいと思います。確実に目線が上がった。このことが、いまはなにより重要だと思う。目線を上げることが、モノ志向からの脱却の表す最大の証左だと思うから。


<1班の共創プロセスについて>

・ 1班の共創プロセスは、まさに「Doニーズの進化の過程」になっていると思う。OKです。

・ 共創プロセス全体のタイトルが、右脳をくすぐる魅力的な言葉で綴られており、各利害関係者の「利害」を超越させる可能性を秘めていると素直に思いました。かつて、松村君が熱く語ってくれたことがありますが、私も、「ビジョンの本質は、各主体の利害を超越させることにある」と思っています。コミットメント概念を用いて言うと、「損得的次元」から、「感情的次元」に主体間の関係性を昇華させることにビジョンの本質があるんだと思う。ダニエル・ピンクの考えに即して言うと「モチベーション2.0から3.0にバージョンアップ」といっていいと思う。1班の共創プロセスのタイトルは、さらに推敲を重ねることによって、その力を持つと思うんです。

・ 「まさにDoニーズの進化の過程になっている」と上述しましたが、、、 1班はまだ、共創相手のイメージ像が「個人事業者」のレベルに留まっている印象があります。この点が最大の、今後の要検討事項になるのでしょうね。

・ とまあ、1班についても細々と書いてしまいましたが、もっと高い目線で総括すると、みんなのレベルがグッと上がりましたよね。それがほんとに嬉しいんです。チーム内におけるメンバーの位置づけ・役割も非常にいい具合に見えました。とにかく言葉を発しまくる人、バシバシ飛んでくる言葉を名捕手ばりにことごとくキャッチして、言葉のレベル感に合わせて裁きまくる人がいるというのは、とっても素晴らしい!!そこへ、ランダム変数のようにビーンボールを投げるコスモの人がいる。時として、コミュニケーションを混乱させているようにも映りますが、また別の局面ではそのビーンボールこそがど真ん中ストライクだったりもしています。名捕手の存在次第で、良い方に転がるか悪い方に転がるか真っ二つなのですが、どうやら捕手の質が高そうなので、コスモの人には良い意味でコスモを続けてもらっていいような気がします。そうじゃないと、良さが削がれてしまうしね。なにより、愛されキャラだし。

・ 要求項目の表現レベルは、レベルが高いと思います。絶妙な表現レベルを突いていると思う。つまり、モノに寄りすぎていない。その勘所を今後も継続してほしいと思います。共創プロセスのタイトルが魅力的だけに、その魅力が要求項目ラインナップに現れていないのが非常に気になりますが、でもまあ、それは次回でしょう。

・ おっとっと、、またまた細々としたことを書いてしまいましたが、とにかく、1班のクオリティが予想をはるかに超える高さに正直、驚きました(笑)。もちろん、褒めてます(*^^*) よかったよかった。



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