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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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いまのうちに書いておかなければならないことは、まだある。

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昨日のゼミでは、
Googleで「抽象の梯子」と検索して表示される事例をいくつか紹介してもらいました。

見事にタイプが違う。実に多様。

純粋に「事象の特性を落とした帰納表現」がある一方、「目的-手段の関係で表現したタイプ」もある。なかには意味不明な例もありましたけど。

「対象の特性を落とした帰納表現(=特性削ぎ落としの抽象化)」と「対象の意味合いを抽出した演繹表現(=意味づけの抽象化)」。どちらがハヤカワが言うところの抽象の梯子なの?」と混乱したのですが、、、

よくよくハヤカワ自身による表現例を見ると、ハヤカワ自身が両者を混在させてあることがわかりました。ベッシーの例は、下半分の階層は、対象の特性を削ぎ落とした抽象化になっている。これは帰納法だと思う。一方、上半分の階層は、特性を削ぎ落とした昇華ではなく、意味づけになっている。つまり、ルールを用いた推論てあり、これは明らかに演繹推論。

ハヤカワ自身が抽象の梯子の解説で、帰納と演繹を混在させているため、だからその後の事例がどちらのタイプも存在しているんじゃないか?

どっちもありなのかもしれません。しかし、2つあるということを認識しておかないと。

アイディア出しに用いる際は、どうすりゃいいのかな?ひとまず、上記を意識した上で、自分で試してみます。

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