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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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doニーズを議論しよう!

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提言すべきは、doニーズ。

doニーズの提言であれば、それを聞いた開発部門の創造性をかきたてることができると思うんです。

提言がhaveニーズまで踏み込んでしまうと、それを聞いた開発部門は “yes” or “no” になっちゃう。相当高い確率で、「需要はあるのか?」、「市場性は?」という話になってしまうと思うんです。「その顧客がそれを必要だと言ってるんです」と主張したところで、「ほんとうか?」、「なぜだ?」、「顧客はその顧客だけじゃない。他はどうなんだ!?」となり、「・・・。」ということになってしまう。そういう展開はもったいない。

そういうことを話していると、かつての自分を思い出します。広告会社に勤めていたころ、マーケの分際でクリエイティブの領域まで入り込んで、「おまえがそこまで言うな」とクリエイティブ部門の担当者から嫌がられたことがあります。やはりね、自分の思考に創造の余地を残しておいてほしいと思いますよね。。「誰でもそう思う」とは言いませんが、すくなくとも製造業の開発部門や広告会社のクリエイティブ部門は創造性あってナンボだと思います。

上記の苦ーい経験をした後は、自分がどこまで徹底できているのかと言われるとちょっと怪しいですが(汗)、相手の土俵に踏み込み過ぎずに相手が創造性を発揮しやすいギリギリのラインでものを言うように心がけているつもりです。まだまだ甘いので、「心がけている」と言うに留まるのですが。

今回のBM大会で一番良かったことは、「doニーズのレベルで考えると議論が弾む可能性大」という認識をキーマンの方々と共有できたと思われること。

そうなると、重要なのはその実践。なんとか来年のBM大会で、doニーズ議論の効果を実感してみたいです。発表に組み込むシートのイメージは、こんな感じ

イメージ 1

第1ゴールから第3ゴールまでの各ゴールは、いずれも、Doニーズ表現。そして、これら個々のDoニーズを束ねる親分Doニーズをタイトルとして記す。

〔親分Doニーズ = 文脈価値〕 ということになろうかと思います。

来年のBM大会で、1拠点でも多くの発表が、このシート表現で提言してくれたら嬉しいです。

イメージ 2

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