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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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第1段落の地固めを最優先しましょう

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第2段落の冒頭は
一般論としての「交換価値から使用価値へ」です。

ここでいう一般論とは、特定の人物(特定少数の人物)に依存した記述ではないこと。別の言い方をすると、複数の人物の見解をエビデンスとして列挙することによって、帰納的に「大勢としての傾向」を示すことを意味しています。

「複数のエビデンスを横に並べて、帰納的に示す」と言っている“イメージ絵”はクリティカルシンキングの帰納法の要領です。意味が分からない場合は、安藤先輩に教えてもらってください。

見せていただいた第1稿の印象は、Vargo and Luschに過度に依存しています。Vargo and Luschにいよいよ本格的に焦点を合わせるのは、第2段落 第3節以降だと思います。第1節ではまだ、Vargo and Luschを、one of themとみなしてくださいVargo and Lusch以外に、5-7つくらいの引用が欲しいです。
これらを、「ほら見てみて!交換価値の限界と、使用価値に着目することの重要性が今日の傾向になっていることを、みんなが言ってるでしょ!」という全体的方向性を示すエビデンスとして列挙したいのです。

とにもかくにも、
今日は、第1段落に集中しましょう。
5-7つくらいのエビデンスをもとに、帰納的に「今日的な傾向性として、交換価値から使用価値に着目点が移行している」という主張を論じる第1段落を固めたいです。


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