K社の時もそう。
あのときも、東南アジア拠点のトップのプレゼンテーションを伺っているうちに、その場でノートに絵を描き始めたのがきっかけ。
あの落書きがその後どうなったかというと、いろんな局面を経て、サービス・デリバリ・プロセスの全体図面に昇華しました。「製造業のサービス化とは、こういうことか!!」 と興奮しましたっけね。
でも、、その後、新たなモヤモヤが。。
そのモヤモヤは、
「これって、ものの見事にサービスの表現であって、この図に開発や生産が入ってないやん。製造業のサービス化を表した図と言ったって、そこで表現してるのはサービス部分だけじゃないか」 というもの。
そんなモヤモヤが晴れぬまま、
今回の審査機会が訪れました。
ほんと勉強になりました!
審査する側として伺いましたが、いやいや、、気分は学生でした。つまり、学ぶ側。
お話をいろいろ伺っているその時から、
いい意味でなんかモヤモヤしてきてて、
家に帰ってきた後も、依然としてモヤモヤが続いていて、
そして、
ボイスレコーダーを聞き返しているうちに、「ん?○○部のこの活動って、さっきの××部の活動があってこその活動じゃない?」とか、「▲▲部が取った方策って、**部の活動と相まって、××という効果に繋がっているじゃない!」と思い始め、
気がついたら絵を描いてました。
最初はあんましうまく描けなくて、
納得いかずにもう一度白紙から描くぞ!を繰り返していたら、そのpptファイルのシート枚数は、あっという間に20枚以上。ほんとトライ&エラーですね。あはは。
で、「よっしゃ!できたぞ!」と出来上がった図は、正真正銘の、開発部門と生産部門が主人公となったサービス・デリバリ・プロセスになってました。しかも、各部門の活動の繋がりによってもたらされているものは、製品ハードではなく、サービス!
まさに、製造業のサービス化!
K社のあの時以降、
ずっと描いてみたかった「メーカーのど真ん中」を表現した絵。まさか、それが今回の審査企業で描けるとは思っていなかったです。有意義な機会になりました。ほんと有意義でした。
あらためて思うのですが、
いろいろなたくさんの経験をする
ということもいいですが、
大事なことは、経験の数ではなくて、
一つの経験から、どれだけたくさんの「意味」を引っ張り出せるか。ですね。
それはまるで
スルメイカをいつまでも噛んで噛んで噛みまくって、ひとつのイカで、いくつもの味わいを堪能する。というのに似てるような気がします。
× 経験の数
○ 意味の数/経験
かな。