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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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手法の改善点

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今日のセミナー、
おもしろかったです。
うん、おもしろかった。

が、
現状の手法構成で
ソリューションは生まれない。
グッズ・ドミナント・ロジックが暗黙の前提になってる。


1) 市場分析について

[現状]
「顧客の要求」が、「QCD+SEという経営要素」に関連付けられている



[修正案]
「顧客の要求」を、いきなり「要求品質」の議論から始めるべきではない。顧客の要求は、あくまで「顧客の達成事項」として扱うべき。

-------------

2) 製品分析について

[現状]
QCD+SEという経営各要素の重みづけに沿って、
普及機、中級機、高級機といった製品単品のクラスが扱われている



[修正案]
顧客の達成事項を実現するための「手段パッケージ」の内訳の違いを扱うべき

-------------

3) 製品・市場分析について

[現状]
「ユーザーセグメント」と「製品単品のクラス」の関連づけが行われている



[修正案]
「ユーザーセグメント」と「手段パッケージ」の関連づけが行われるべき

-------------

4) プロダクト・ポートフォリオ

[現状]
各製品が4象限のいずれかにプロットされる



[修正案]
各象限にプロットする単位を
「手段パッケージ」にすべきか、
あるいは、「顧客の達成事項」にすべきか。わからない。。

-------------

5) 戦略要因分析について

[現状]
QCD+SEという「経営要素」と、
研究開発・生産・販売・物流・購買・アフターサービスなど「機能」の
組合せの中から、重点要素を決めている



[修正案]
サービス・デリバリ・プロセスにおける「コア」を戦略要因として定めるべき

-------------

6) 資源配分分析について

[現状]
複数の戦略要因に対し、
重要度、緊急性、実施容易性の3観点から優先順位付けしている



[修正案]
時間軸を取り入れ、サービス・デリバリ・プロセスの発展シナリオを想定し
「シナリオ進行上のクリティカル度合い」を第4の観点に加える

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