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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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なにかが生まれる。そんな予感。

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(1)
戦略とは、「違い」を作ること。違いの作り方には2つある。一つは「位置取りの戦略(ポジショニングアプローチ)」。もう一つは「組織能力の戦略」。前者について遠藤は、「事業の戦略的ポジショニングと記すべきは『当該事業は顧客の何を実現して儲けるのか?』という問いの答え」だと主張する。

(2)
時代はいま、マーケティング4.0。自己実現をサポートしてくれるブランドが選ばれる時代が到来。

(3)
サービス・イノベーションによれば、「サービス」には2タイプがある。一つは「製品のサポート」。顧客に納めた製品の稼働をサポートすることであり、いわゆるアフターサポートが相当。もう一つは「顧客のサポート」。顧客が自らの目標を達成することを支援することをいう。

以上のことから、
顧客は「製品の購入」に対価を払っているのではなく、自己実現に相応しい「自らの目標の達成」に対価を支払っているといえる。
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(4)
突き詰めて言えば、マネジメントとはPDCA。狙った目標を達成すべく、Plan - Do - Check - Act のデミングサークルを実践することが、マネジメント。

以上のことから、
事業の戦略的ポジショニングとして記すべきは、B2B/B2Cを問わず、「顧客の○○マネジメント活動のサポート」という構文の○○にしかるべき内容を代入した文章になる。むろん、こんな堅い表現は価値訴求メッセージとして不適であり、実際のメッセージはこの構文内容をかみ砕いた内容になる。なお、○○は、顧客から見た自己実現に相応しい目標である。
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