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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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新しい何かを相手に伝える際の鉄則。

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トピック・センテンス
= トピック + メインアイディア

トピックは、主語。
メインアイディアは、述語。

「トレビアの泉」という番組が昔ありましたね。あの番組で、どういう要領で「へえボタン」が押されていたかを思い出すと、トピック・センテンスの使い方がわかります。

トピックは、既知。
メインアイディアが、未知。
逆ではない。

したがって、
ある新概念を相手に伝えたい時、
その位置は、述語に置くべき。間違っても主語ではない。

主語は、
既知てあればなんでもいいわけではない。聞き手に取って、どうでもいい既知単語の場合、聞き手はその主張に耳を傾けない。

トピックは、
既知であり、かつ、聞き手の関心事。

メインアイディアは
聞き手にとって未知。

-------------

ただし、
聞き手にとって既知の関心事に対して、唐突に未知情報を放ったところで、相手は「?」しか浮かばない。

たとえば、
「脱・コモディティ化の鍵は、ドメイン・ブランディングだ」とだけパーンと放ったところで、何が何だかさっぱりわからない。

きちんと伝えるためには、
すくなくとも
1) 脱コモディティの要件は何か
2) その要件を満たす事実・事象として例えば何が挙げられるか
という2点は不可欠。

上記の1と2の関係は
帰納法。
2)として複数の事例を並べ、
それら事例の共通項が帰納的に1) として導かれる。

そして、
帰納的に導かれた1)を「ルール」にして
いま起きている状況に適用し、
演繹的に解釈する。その解釈されたものが、「ドメイン・ブランディング」というトピックセンテンス。

このように、
聞き手にとって既知の関心事を出発点として、聞き手にとって未知の新たな認識をもたらすには、演繹と帰納を組み合わせたロジックが必要となる。

上記の様子の全体を、
ロジック構造として表す技法が
ピラミッド法。

【追記】
図解すれば、わかりやすくなると思うのですが、こうしてテキストだけで表すと、さっぱりわかりまへんな。汗汗

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