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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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一瞬を逃さない。

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昨日も今日も
珍しく疲れました。

つまらなかったとか、
嫌だったとか、
そういうことではまったくありません。むしろ逆です。

疲れた理由は、
別にそこまで要請されているわけでもないのに、過剰な「センシング」にあります。

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「場」は生き物だと思っています。議論の対象となる「トピック」に、どのようなメインアイディアを付与するか。その材料は、場に散在するため、拾い集めるためのたセンシング力が求められます。

ただし、
ただ集めてるだけでは、玉石混淆。集めるだけ集めてからの取捨選択では遅いため、その場で取捨選択します。

さらに、
場で動いているのは「メインアイディア」だけではありません。議論の対象となる「トピック」も常に動きます。

「いま、この場は、どのようなトピックを置くべきか?」、「そのトピックに付与するに相応しいメインアイディアは何か?」、「次に来るであろうトピックは何か?」・・・・ 流れを創る上で、これら3点は不可欠。どれか一つを欠いた時点で、イキイキさを失う。

たぶん、というか間違いなく、
私がこうなったのは、舞台役者時代の経験が原因になっています。かつての「舞台は生き物」は、いまの「授業は生き物」、「WSは生き物」に置き換わっていると思います。

場の生きてる感を高めるために、メンバー間で飛び交う発話情報に対して、ずっとセンシングし続けることはとんでもない負荷量です。

というわけで負荷は大きいのですが、

でもね、楽しいです。
飛び交う発話から素材を拾うのは、楽しい。最終的にどんなトピックセンテンスになるのか、楽しんでます。

そうは言っても、
自分の能力の限界で
すべての発話を処理できません。拾えなくなる瞬間や、拾った素材を料理することが間に合わないこともあります。

昨日の投稿で書いたことをやられてしまうと機能不全に陥ってしまう。途中で話を遮ってしまう。もっと情報処理能力を上げたいのですが、悲しいことに、上がりません。年齢もあるのかな。。悲しいです。

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今日のセンシングは、全体としては悪くなかったと思うのですが、すくなくとも一箇所で見誤ってしまいました。あそこは、ほんと間違えた。凹凹凹。

一箇所で雑に情報処理してしまったことが悔やまれますが、

全体としては、よかったと思う。

序盤で、事業構想フレームを出したこと。中盤で、私たちの価値観7ヶ条を出したこと。それに事業創造人財育成の話とBM大会創設の話を入れ子にして後続させたこと。これらは、あらかじめ想定していたものではありません。

いま、この方にどのような認知がなされればよいか?そのために、何を言えばよいか?それを表す象徴的な絵は何か?それをリアルタイムで嗅ぎ分けよう嗅ぎ分けようとした結果です。結果論ではありますが、今日の場をあらためて振り返ると、狙いの設定とメッセージの選択はまずまずだったんじゃないかな。





つづく。(← すみません。頭が痛くなってきました。一時中断します

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