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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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2007年2月11日と同じことは、もう二度とないのでしょう。

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3時間10分で(ということは、つまり10分オーバーしたわけですが。汗)

190分で303枚を消化したのは初めてだと思います。一枚あたり、、えーっと、30秒台ですよね?そのペースを3時間続けたのは新記録だと思います。

新記録と言うと嬉しくてもおかしくないのですが、正直あまり嬉しくないんです。

本来、私が果たすべきは
みなさんにメッセージを届けること。
しかし、今日は、シートを消化すること自体が目的化していなかっただろうか?

「このメッセージは、どうか心に留めてください」という時、場の空気を読みながら語りかけるようにしているつもりです。それは、舞台役者あがりの悲しさサガなのかもしれません。今日の場合は、それが第4部でした。

事務局の方によりますと、
第4部で失速したそうです。
急にペースが遅くなったとのことでした。

人の数だけ「主観」があります。
だから、「そうだったのかぁ」と受け止めていますが、

でも、
語りかけるようとしたクライマックスだったものですから、受け手の反応を確かめながら語りかけるためにペースがそれ以前とは違うのは当然といえば当然なんですよね。

むしろ、問題は、
「今日、語りかけたかったのは、第4部だけだったのか?」です。

いいえ。
第4部だけではありません。
というか、すべての章が語りかける対象でした。

それが、
第3部までが、一定のペースで高速推移していたわけですよね?

ということは、
一方的にプロダクトアウトにメッセージを機械的に放ちまくった。そういうことですよね?

時間内に収めることはもちろん重要です。だけど、それは「制約条件」であって、「目的関数」じゃない。私が最も嫌う「制約条件充足の目的化」を、自分自身がやらかした。


開始時刻だけが決まっていて、
終了時刻が決まっておらず
「あなたの好きなようにやりなさい」と開催してくださった2007年2月11日のK社 本社講演が懐かしいです。

あのような掟破りの講演は、もう二度とないのでしょう。

今日の再演が、再来週に訪れます。

今日のことを改善するなら、
複数の章(あるいは、特定の部まるごと)をバッサリ切るべき。そうしなければ、また時間内に収めることが目的化しかねない。

「はじめからその内容はなかった」ということにするなら、

その対象は、第4部でしょう。
100枚規模でバッサリ切る以外に方策はないような気がします。

・・・。

名工大で担当していた「ものづくり経営基礎科目 マーケティング」で、学生から一番好評だったのが今日の第4部で、個人的にも大変思い入れがあるため、残念です。

次回は、第4部を丸ごと諦めたいと思います。

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