もしかすると、要求品質の表現方法がそもそも発展途上なのかもしれませんね。例示された個々を「文型」の観点から眺めていると、表現形式がバラバラなんですもん。
機能は、 他動詞(作用) + 目的語(対象)
品質は、 他動詞にかかる副詞と、目的語にかかる形容詞。前者は「どのように」、後者は「どのような」。
「要求品質」というと、
記述対象はあくまで品質だから
そうなりますと、副詞と形容詞を表すことがメインになるのでしょうか?
ここで大きな困難があって、副詞あるいは形容詞だけを抜き出して記述してもワケがわからないし、副詞あるいは形容詞に重きを置いて読み手に伝わるように個々に文章を整形すると、要求品質の個々の表現が形式バラバラになる。
マトリックスの表側は、
「・・・・を、・・・・する」という他動詞+目的語を基軸にしたほうがいいのではないでしょうか。
「機能表現でいい」と言っているのではなく
あくまで、「機能」を表現の基軸にするという意味です。
正しくは、
「1.どのような」、「2.何を」、「3.どのように」、「4.どうするのか」
という、「品質を加味した機能表現!」とすれば、スッキリするような気がします。
つまり、“形容詞+名詞+副詞+他動詞”です。
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次の問題。
んー。「機能」ねぇ。
この言い方は、やめたほうが無難でしょうね。
GDロジック丸出しですもん。
「スクリプトを実現する上で求められる行為」
「スクリプトにおいて、登場人物によるふるまい(Do)」
として、他動詞+目的語を扱うことが重要なのではないでしょうか。
どちらも
他動詞+目的語の表現形式なのですが
その他動詞の主体が全然違います。
前者は、製品。後者は、人。ここでいう人というのは、顧客を含むスクリプト登場人物。
事業構想から見た利活用方法としては、
マトリックス表側の要求品質を記す箇所は、
形容詞+目的語+副詞+他動詞の4要素から構成された
「スクリプトの実現に求められる人のふるまい」と定めたいと思います。