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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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「いまのところ」を心がけたい

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「なんらかの判断を要する」
は、昔も今もあまり変わらないのでしょうけど、そうは言っても昔と今では置かれている立場が違うため、その時その時の判断が周りやその後に及ぼす影響は大きくなっているわけですから、慎重さが求められていますよね。

それなのに、
判断のノリと勢いが昔と大して変わらないことが、さまざま不具合を生んでいると思われます。

その重大さに頭を悩ませていたのですが、対策らしきものを思いつきました。

判断に慎重さが求められるからといって、判断しないわけにもいかない。決められない人がこの立場にいるのはあかん。

ではどうするか?

そのとき自分が判断しようとしていることは、あくまでそのときの自分に見えている範囲のなかでのこと。すべてが見えているわけがない。自分が見えているのは、全体の一部でしかないはず。

重要なことは、
見える範囲をさらに広げて、判断の精度を高めようとすること。

ただし、
「十分に見えてから判断する」というのは違う。そんなことしたら、判断が遅くなる。しかも、「十分に」なんていう副詞で表現したところで、全体のうち実際にどれくらい見えているかなんて客観的に測ることなんぞできないです。

判断しなければならない。
しかし、十分に見えているとはいえない。それでもなんらか判断しなければならない。

「現時点で判断できることは、・・・・」という具合に、いまのところは感を心がけるとよいのではないか。そう思いました。

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