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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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ワークセッションの進め方

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さきほどから、
ワークセッション(WS)の具体的な進め方を考えています。
以下のような段取りを組めればベストかな。

第1回  リードユーザーの設定、および取引継続期間の設定
第2回  取引継続期間を見据えた外部環境分析(PEST分析)
第3回  取引継続期間中に「解決すべきこと」および「支援すべきこと」の検討
第4回  解決・支援リストを俯瞰した何屋規定、および取引継続全期間の期分け
第5回  解決・支援リストの各項目の達成尺度化(各期に達成すべき具体的効果の検討)
第6回  当該事業が着目すべき達成尺度の取捨選択
第7回  選択された主要達成尺度の因果ストーリー化
第8回  同ストーリーの実現に必要なシーズの検討
第9回  達成尺度の個々をシーズを介して要求品質化
第10回  要求品質の個々を具体的な製品・サービスに方策化
第11回  すべての方策を一覧化して、個々の方策の市場性および対競合優位性を検討
第12回  新商品戦略の策定

各回が一度のWSで済むかどうかは不透明です。
参加メンバーの質次第です。
回によっては2度以上のWSが必要になることも考えられます。

特に危険なのは、
第5回から第7回。
ここらあたりは、1泊2日の合宿にした方が望ましいと思う。

とまあ、そんなこんなで
まともにやれば1年がかりですね。
当然、費用もかさみます。
人材育成という意味合いもあるわけですから、
「費用」というより、「投資」という方が適切ですね。

いくつか引き合いがあるので、
投資の意味合いで実施を検討してくださる企業を優先しようと思っています。

上記の全12回は、いわば「事業の戦略的ポジショニング(SP)」に相当します。
「組織能力(OC)」および「打ち手の繋がり」は、そのあと。
事業戦略全体の策定は、少なくとも2年に及ぶでしょう。
急ぎたいのはやまやまですが。

一方、
どうしても簡略版ということになれば、以下のような感じ。

第1回  リードユーザーおよび取引継続期間の設定、解決・支援事項の策定、何屋規定
第2回  取引継続期間の期分け、および各期ごとの主要達成事項の設定
第3回  シーズの棚卸
第4回  特に注目する達成尺度をシーズを介して要求品質化
第5回  商品概要の策定

上記の最大の問題は「検討の精度」。
冒頭の進め方と比べると、
・  見通しの分析がない
・  解決・支援リストに散文的表現が乱発しかねない
・  達成尺度のストーリー化がない

ということで、
当然のことながら精度は落ちる。


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