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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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わかってもいないのに軽々しく「共創」と言っている自分がほんとに恥ずかしい。心底、情けない。

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「顧客の成長して、その結果として我々も成長する。そういう考え方が重要」
という、お話を伺った際、

その場で私がメモしたことは
「長い目で見た、共創プロセスを示すべき」
です。


個人であれ、組織であれ、
成長というのは一朝一夕にいくものではありません。
努力を要するし、場合によっては苦痛を伴うこともある。

それでも頑張れるのは、
「展望があるから」なのだと思う。違うのかな?

展望がなく、「いま」が苦しかったら
誰だって疲れてしまう。
そこから逃げたくなるのは当たり前。
別の場所や、元の場所がよく見えるのは至極当然。

あるいは、
仮に展望らしきものがあったとしても、
それが「いま自分を構成する要素」とは全く別の要素に根本的に入れ替えないと実現しようがない
という場合も同じこと。苦しいだけ。自分には無理だ。自分が目指すものとは違う。そう思うのは当然。
そんなものは「展望」でもなんでもない。

これまでの全否定に
耐えられる人はいない。組織も同じ。

「 いま持っているものを活かして
   今後、どんな素晴らしいことを創造できるか」

あるいは、
「そういう素晴らしいことを創造しようとするなら、
   いま持っているこれを活かせる」

そういう発想が必要だった。


さらに言うと、

どちらか一方の「創造プロセス(成長プロセス)」ではなく、
一緒に取組むから実現するんだ!と双方が認識できる「共創プロセス」でなければならなかった。

共創によってお互いが成長するから、一緒にいることに意味がある。
長期的な関係性は、長期的展望ある共創プロセスがあればこそなのだと思う。

理想追求型QCストーリーで
それらしく「共創プロセスの策定」なんぞと言ってましたが
私はこれがどれだけ重要なものなのか果たしてわかっていたのだろうか?

わかっていない。


「してあげる」という上から目線じゃダメなんだ。
「支援」じゃない。 必要なのは、「一緒に何を叶えるか」という共創なんだ。

非常に悔やまれます。

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