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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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今晩は寝過ごすわけにはいかぬ!

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やばいです。
危険臭がプンプンします。
さきほどから、短時間で意識を失い、次の駅でまた目を覚まし、目を覚ますと次の瞬間にまた意識を失う。を繰り返してます。

さすがに今晩は寝過ごして引き返して睡眠時間を削る、を避けなければなりません

明日は2年半ぶりの授業

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2015年10月の集中講義を最後に
ずっと学生を相手にした授業から離れていました。

実に2年半ぶりです。
いやぁ、緊張しますねー(o^^o)

2年生が対象です。
どんな内容にしようかいろいろ考えた末
初回にしていきなり「カテゴリ・イノベーション」で行くことにしました。
もっととっつきやすい内容も考えたのですが、だって今回の科目名は「イノベーション」なんですもん。

さあて、どうなることやら


頭の整理

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「技」のうち
技能は、技を使いこなす人の働きや動きに着目。行為・能力を表す。

技術は、技の表現・伝達・置き換えに着目。
方法・手段を表す。技を方法として表現する。

技術の「術」は方法・手段という意味。
技術とは、物事を上手に行う方法・手段。

技能の「能」は、できる、することができる力。つまり、能力という意味。技能は技術を使いこなす能力、上手に行う能力

技術とは、物事をたくみに行う方法。
技能とは、方法を使いこなす腕前。

技能は実体や具体を表すのに対し
技術は表現や抽象を表す。

【技術】
技術とは、知識。
教科書のように文書化したり、会話などで他人に伝達可能である。

技術は「記述や表現や伝達」を意図している。技術の流通の速度は技能と比べて格段に速い。技術は記述し、記録され、蓄積できる。技術は人の外に出て流通する。

【技能】
技能とは、能力。
技能とは人間がもつ技に関する能力であり、それを使って仕事などを行う「行為」を指す。

技術(知識)を使用し、作業を遂行する能力のことである。個人の中に熟成されるため、他人に伝達不可能。例えば、自動車の運転の仕方を知識として習得しただけでは、自動車を正確に運転できる確率は低い。訓練を行い、運転の技能を上げることにより、より正確に運転できるようになる。

一般に技能は主観的なもの。技能者自身がもっているものであるし、自分の特性に合わせて経験で築き上げたもの。

技能は人に宿る。だから人以外は蓄積できないし、人が死を迎えれば技能は消える。人がいて伝承さえすれば継承され維持できる。人が継承しなければ技能は維持できない。その点、技術は人に関係なく技術であり続ける。

能力は人に備わっていて、直接見ることはできない。見えるのは作業している状態か、作業の結果である。ビデオで記録しても所詮、映像と音声にすぎない。これは平面でしかも時間で流れる。

技術は記録できる。技術は技を記録したり、伝えるように何かに置き換えられたものを指している。時には数式であったり、図面であったり、文章であったりする。「科学を人間の生活に役立てるように工夫したもの」と言う意味を含んで使う場合もある。

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人間は技能を発展させようとするとき、さまざまな工夫をすると共に全身全霊を傾けるようになる。これは熟練の極致に至るときに見出せる。技を発揮するとき、人の内にあるものすべてを使って行うので、人は自分の能力以外のものを使用しない訳にはいかない。だから、技に優れることは人として優れることと無関係ではあり得ないのである。このように人の成長と技能の発展とは密接な関係があると言える。

[出典]
https://www.weblio.jp/wkpja/content/技術_技術と技能(スキル)の違い
http://ginouken.com/GijutuToGinou.html
http://iekeiei.com/twitter/post_119.html
https://fromportal.com/kakei/money/life/meaning-of-technology-and-skill.html

記憶に残るとってもいい一日になりましたo(^o^)o

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今日は久しぶりの授業でした。
実に2年半ぶり。

受講生数は、10人くらいだろうと思ってたんです。
1学年は全員で80人くらいと聞いてましたし、それにこの科目はもう一つの科目とどちらかを履修すればいい科目と聞いていましたし、トドメは、この科目は5限(一日の最後の授業)だから明日の実習に備えて(あるいはバイトの都合で)受講を見送られるんじゃないかと思いましたし。

などなど、いくつもの理由で
「受講生は10人くらいかな。。もし2、3人しかいなかったら寂しいな。。」と思っていたのですが

講義室に入ろうと扉を開けて腰が抜けそうになりました

あの講義室、
結構大きいと思うのですが

なんとなんと受講生で埋め尽くされていたんです、
もお ほんっとにびっくりしすぎて腰が抜けそうになりました。

どの授業も初回はガイダンスの意味合いが強く
学生側も「どの授業を履修しようかな」と様子見でしょうから
次回はガクッと減るでしょうけど、

それにしてもですね
なんかね、とても嬉しかったです。

ん?あれ?
数えていませんけど、
今日の受講者数って、どう考えても80人を超えてましたよね??
なんでなんで?学年全員で80人しかいないのに。あれれ?

ま、それはさておき、

受講生の態度がまた
めっちゃいいんです。
みんな行儀よくて、
ほんとに嬉しいです。張り合いありますo(^_^)o

今日は楽しかったなー
みんなはどうだったかな。すこしは楽しんでもらえてたら嬉しいのですが。




ルンルン気分♫で、眠れない(T_T)

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アカン!
布団に入ってけど眠れない!

今日は嬉しかったなー(⌒▽⌒)

授業が終わった直後、
何人かの学生が来てくれて
今日の感想を聞かせてくれたんです。
「楽しかったです」って、わざわざ言いに来てくれてほんとに嬉しかった。

この感覚、
ほんとに久しぶりです。
充実感で満たされた授業直後のしばらくのひとときって、ほんと幸せです。

過去にこのブログで何度も書いたことありますが、

授業って生き物だから
どれだけ準備してもそれ通りにはならないんですよね。舞台と一緒だと思います。授業の場合は受講生と。舞台の場合は鑑賞者と。相手との交互作用で「場」が創られます。

当たり前のことですが、
今日の出来映えは、私一人によるものではなくて、受講してくれたみんなの態度に私が影響を受けて、そういうやり取りがあって生まれたんですよね。うん、ほんとそう思います。

今日はほんとに楽しかった。
次回もまた、みんなの息づかいを感じながら一緒に場を創りたいと思います。

来週がまた楽しみです。

そうそう、そうでした。前のとこでも最初に手がけたのはブランド・プロポジションでした。ただし、今回はあのときと違う。緊張感がまったく違う。

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昨日の学内会議での
あの話にはびっくりしました。
「シビれた」というより、「ビビった」のほうが近いような気がします。

そういえば前の時も
着任して最初の仕事は、なんと所属先のブランド・プロポジション開発だったんですよね。あのときは、そのプロポジションが大学案内の刷新に至りましたっけね。

でも、そうは言ってもあのときの場合は、「聞くところによると、君は広告会社から来たんだってね。それなら、ちょっとやってほしいことがあるんだけどいいかな」という感じで

「いつのまにか」というか
「どさくさに紛れて」というか
「なし崩し的に」というか
とにかく、正式に命じられた仕事として取り組んだわけではありませんでした。

今回は違う。
ぜんぜん違う。

クライアント企業のブランド・プロポジションをつくるときももちろん緊張しますが、所属先のブランド・プロポジションをつくるときも別の緊張が走ります。

「責任を負う」という感覚が
リアリティを増してます。

緊縮財政の身ゆえ、スーパー半額が頼り

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なんなんすか。この有り様は。

吉祥寺のアトレ、いいっすねー!!

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ミスドでオールドファッションを買いたいなと思って立ち寄ったアトレで大興奮してしまい

わらび餅と、フルーツセットと、飲茶3点セットを買ってしまいました\(^ω^)/ ミスドを買いに行ったはずが、ミスドで買わず、1時間以上もアトレで満喫してました

ひっさびさに下北沢から通うのですが、やっぱ東京はええね(ただし、超期間限定ですが(T_T)

2003年に離れましたが
うーん、、15年間のブランクは大きいです。
ほんと大きい。

吉祥寺もまるっきり景色が違うし
下北沢も激変です。

いつかは上田に行きたいけど、
上田に引っ込むまでは
もう他府県に行かなくていいです。

大城!決めてくれーー!

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たのむーー!!

よしっ!これでゲッツー無し!

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吉田まではまわる!

\(^ω^)/\(^ω^)/\(^ω^)/

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おおしろーーーーー!!

喜び、つづく。

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今日の朝、
出勤簿に押印しに事務棟に行きましたら、
職員の方から「昨日の授業、盛況だったらしいですね」と話しかけていただきまして

「え??どうしてご存知なのですか?」と伺いましたら、「受講した学生が言ってましたよ」とのこと。

わーー\(^ω^)/嬉しいなーー

前日の興奮が残ったままの今日の出勤だったのですが、それを伺いまたまた興奮してしまいました

次回もがんばるぞぉーー

年度内にご挨拶できなかっただけに、来月5月28日がんばります!名古屋に行きまっせ!

これくらいの脱力感がちょーどいい

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今日は新人自己紹介文の提出期限。
この歳で「新人」というのはね~、どうなんすかね。

時間をかけるほどのことでもないので
こんな感じにしました。



三度の飯より「オリックス・バファローズ」と「ブランドマネジメント」が大好きです。職場から西武ドームが近いので通い詰めたいと思っています。もちろん仕事もがんばります!



どうっすか?どう?どう?
新人っぽいでしょ? (≧∇≦)

今日、とても嬉しかったこと。

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赴任したのは、今週月曜日。
まだ、たったの5日目なのですが、
ありがたいと思ったことがあります。

職員のみなさんが親切で優しいんです。
今日はとても感動しました。

18時過ぎに困ったことが起きました。
詳細は割愛しますが、
大きな紙袋が急に必要になったんです。

どこかにないかと探したのですがどこにもなくて
どうにもならなくて、すがるような思いで事務棟を訪ねました。

訪ねた時の時刻は、18時ころ。
この時間の職場にいる方々はみな残業中です。
やることがあるから、職場に残ってる。

尋ねづらかったのですが
申し訳ないと思いつつも、「こちらに紙袋はございませんでしょうか?」と恐る恐る伺ってみました。

そしたらすぐに職員のお一人が立ち上がって探し始めてくださいました。
そしたらなんと、あたりにいらっしゃったほぼすべての方々がご自分の仕事を中断して

「そういう用途なら学校名が入った袋のほうがいい」
「こっちの袋のほうが大きい」
「新しい袋がある!」
と、あちこちで探してくださり、
とても綺麗な大きな袋をくださいました。2枚も。しかも、色違いで。「好きな方をどうぞ」という言葉も添えられました。

うまく言えないのですが、
みなさんの優しさが嬉しくて、
袋を得ることができたことももちろん嬉しかったのですが
それ以上に、こんなに優しい方々と同じ機関に勤めることができたことのほうがずっと嬉しかった。
感動して震えてきました。ほんとに嬉しかったんです。

ーーーーー

ほかにもあるんです。
まだ5日目なのに、すでにたくさんあるんです。

実際を知る方の率直なご意見をお聞かせいただきたいのです
とお願いしましたら、突然のお願いだったにもかかわらず、部長と課長をはじめ4人もの方が2時間以上も対応してくださいました。

「必要最小限のパソコン設定をします」ということだったのに、気がつけば家庭教師のようにたくさんのことを丁寧に教えてくださいました。

ある職員の方に書類をお持ちしたらその方が不在で
「あ、いない。困ったな。。どうしよう」と思っていたら
「どうしました?」と、別のデスクの方が気にかけてくださり、懇切丁寧に一緒に書類を仕上げてくださいました。

引越難民中の私は、今はまだこちらの住所が定まっておらず
どうにも釈然としない回答しかできずにいたのですが
そうしたら、「では、こうしましょう。こうすれば、最終的にどうなっても次善策になりますよね」と、お願いしたわけではないことまで考えてくださいました。

ここに来たのは5日前です。
たった5日間です。

こんなに優しい職場は初めてです。
こう書くと、前の職場が不親切みたいな印象になってしまいますが
違います。不親切なんかじゃないです。それが普通なんだと思います。

そう思うと、
この職場の凄さをますます感じます。際立ってます。
本当にありがとうございます。





16年目にして初めて。340km離れた下北沢で会う。

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会話するようになった最初の言葉がなんだったか覚えていませんが、お互いの家が下北沢にあることを知ったのはいまから15年前。

ほんとなのかな?
と半信半疑でためしに行ってみたら
表札にほんとに書かれていてビックリしました。

あれから15年。
今日、初めて下北沢で会いました。

今日もまた
とてもいい一日になりました

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技能の見える化とは、何を見える化することをいうのだろう?

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技術がどれだけ進化を遂げても
その技術を使いこなすスキルを伴わなければ、
技能(Function、活動、行動)にならない。

y=f(x) でいうと
技能 = f (技術、スキル)

技能は、
技術とスキルの関数で表される。

技術(物事を扱う方法、道具、ツール)は、常に進化する。
道具の刷新に伴い、これと交互作用をもつスキルも改変される。

ーーーーー

科学とは、物事の原理・原則。
技術とは、物事を扱う方法。
技能とは、方法を使いこなす腕前。

科学の進化は、技術の進化をもたらす。
技術の進化は、技能の進化をもたらす。

前者はわかる。異論なし。
後者は真か?

もし、後者が真なら、
「・・・デバイド」と言った言葉が存在するだろうか?

道具が進化しても
それを使いこなすためのスキルが伴っていなければ、
技能として実を結ばないのではないか?

ーーーーー

「技能を見える化する」とは、何を見える化することなのだろう?

前述のとおり、
技能は、技術とスキルの関数で表されるとすれば、

技術はすでに「表現物」として存在しているわけだから
見える化の対象ではない。

とすると、
見える化の対象は

・ 左辺に相当する「具体的な活動」の見える化
・ 右辺の「スキル」の見える化

言うのは簡単だけど、
おそらくどちらの見える化も難しい。

前者に取り組もうとして容易に想像できることは、
粒度の問題。

IE分野の人が取り組むと、
具体的な活動の描写は、めっちゃ細分化された「動作の個々」を取り上げると思う。

一方、
組織開発分野の人が取り組むと、
事業を支える組織オペレーションの全体像をマクロ表現するイメージで活動の粒度をある程度粗くすると思う。

どちらが適切か?
という話ではなくて
目的に応じてどちらもありうるんだと思う。


後者の、
スキルの見える化。こここそ、今後の重点領域なのではないかしら。

一口にスキルと言っても
形式知と暗黙知に分かれるから
「暗黙知をどう見える化するか」「その技能の遂行に存在する熟練のヒューリスティクスをいかに捉えるか」というお題に答えるのはものすごい困難を伴いそう。。汗汗

カン・コツとは何か

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カン(勘)

感覚や感じ方、捉え方。
推理・考察などによらず、感覚的に物事を瞬時に感じとること。
ある事象を前にして、何かをすばやく感じとること。

例えば、重さを手で量るとき、どの程度の重さかを手の感覚で確かめる。
いちいち、はかりに乗せるまでもなく、瞬時に重さを判定する。

「カンが働く」とは
何かの原因や隠れている筋道を推測、判定すること。
生活上でも、仕事上でも普通に行われている。

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コツ(骨)

要領、ポイント、要点。
「要領が良い」とは、処理のしかたがうまい、手際がよいこと。
手はず、手順、手際のような作業の進め方も表す。

例えば、刺身を包丁で切ることと大根を包丁で切ることは自ずとやり方が違う。
対象である魚と大根の違いもそうだが、切る包丁の形状も違い、切る目的も違えばコツは変わる。
鉛筆削りでも、木部を削るときと芯部を削るときはカッターは同じだが、方法が変わる。

コツは作業の成否を握っている要領のこと。
コツを承知した上で、適切なアクションを行えば作業はうまくいく。

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カン・コツは根っこでつながっている。
カンで得られたことをコツに反映させ、
コツで必要なことをカンで探ったりする。
日常生活でも、仕事の上でもカン・コツを使い分け、あるいは協働させている。

ーーー

カンは表現がしにくいものである。
一般に表現がしにくい内容は指導が難しく、暗黙知と呼ばれている。

カンは体験・経験によってもたらされる体感である。
従って、効果的に体感を獲得できるようにすればよい。
そのカンが身につくような場面を意図的に設定すれば良い。

変動する内容であれば
まず指標を覚えさせ、その後に変動する内容を体験させれば習得できる。
カンの指導で役立つ方法がある。カンを明瞭に体感できるように抽出して体験させることだ。
言葉を換えれば、そのカンだけを感覚として認識できるように工夫するのである。

私たちの実験では、音のライブラリーを作ったことがある。
音はどのように記憶するのであろうか。
体の中に音に関する引き出しがあり、この中から、今ある音を判別しているに違いない。
そこで、これを編集しストックさせてみた。
それらが確かな記憶となるように練習を組み立てると、確実な判別・判断につながることが分かった。


コツは謎解きのようなもの。
「いかに作業すれば能率的にしかも良い成果が出るか」を極め、それを表現すればよい。

コツが伝わりづらいのはコツを整理していないから。
作業はできるが指導はできないというのは指導者がコツを整理していないからだ。
困ったことに指導者は自然に行っているに過ぎない内容なのである。
つまり、どこがカンドコロだかわからないまま指導しているのである。
指導者がそのことを自覚さえすれば後は表現の問題となるだろう。

カン・コツは技能分析で整理できる。
技能分析は熟練者の行為・行動を整理する方法。
熟練者が持っている4つの内容を簡潔明解に整理する。

第1は、目標到達概念。
できばえや、仕上がりに対する確かな認識のこと。
これができていないと、方向を見失ってしまう。
良いサウンド、音の調和、スピード・・・、良い奏者はこれをよく認識している。

第2は、場の概念。
仕事場や環境についてのこと。
コンサートでいえば、演奏会場、バイオリンの調子、会場の空気などである。

第3は、空間上の運動概念。
時間の進行に伴って、どのようにアクションするか。
指揮者の表現したい内容を奏者は具体的にどのように動作・運動を行えば良いかを体が知っている。
多くの手わざと判断が連続する。

第4は、手段と時間の概念。
どのように技を実行するかという企画や段取りに関することだ。
今日の聴衆、雰囲気に合わせて、最高度に楽しめる音を創り出す。

カン・コツは分析的にとらえることで、より明瞭にすることができる。
カン・コツをまるごと、そのまま理解しようとするのは無理がある。
あるいは理解には遠い道のりとなるだろう。

スキルとは

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スキル(skill) とは
物事を行うための能力のこと。
教養や訓練を通して獲得した能力のこと。

日本語では技能と呼ばれることもある。

生まれ持った才能に技術をプラスして磨きあげたもの、たとえば、音楽家の作曲能力なども含む。

技術的な能力を意味する「技能」と同義であるが[1]、近年は技術的な能力だけではなく、交渉力などの仕事を潤滑に進めるために必要な能力や、技術を証明するための資格、運動を行うための肉体的能力についてもスキルと呼ばれることが増え、コミュニケーションスキル、ビジネススキル、運動スキルといった言葉が使用されている。


類語との関係

技能
意味は同じだが、使用状況には差がある。近年、就職、転職を支援する人材募集企業や派遣会社などではスキルという言葉をよく使用している。ビジネススキルやコミュニケーションスキルなど慣例的に「スキル」を使用する単語、技能継承や伝統技能など慣例的に「技能」を使う単語がある


具体的な用例

スポーツ科学分野
スポーツ科学ではスキルとは、巧みな身体運動を行うために必要な学習された身体能力のことを指す。この場合におけるスキルは、状態把握能力(視覚、聴覚、筋運動感覚、予測)、正確さ(ポジショニング=筋の選択、タイミング=出力時刻調節、グレーディング=出力強度調節)、反応開始や反応切り替えの素早さ、正確さと素早さの持続性の4要素からなる。


ビジネス
日本では、近年、ビジネスにおいて「スキル」という言葉がよく使われるようになってきている。たとえば、ビジネススキル、ヒューマンスキル、スキルアップという用語が使われている。資格もスキルの一種であると考えられている。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/スキル

スキルとコンピテンシー

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スポーツでは「知る」「わかる」という理解する要素も必要だが、最終的には「できる」という体験が大切(ラグビー 平尾氏)

まずは「知る」。ラグビーでいえば、「正しいパスの型」とはどういうものかを頭で理解しているという段階。要は、知識獲得

次は「わかる」。身体でそれをわかって、正しいパスができること。要は、技能獲得。

最終的に目指すは「できる」。実際の試合でパスを通して、それが成果につながること。要は(まんまですけど)成果を出す行動。

「正しいパスの型」を何度も繰り返し練習することが多いが、実際には、パスが通って試合展開を有利な状況にしないと意味がない。そして、実戦でパスが通るには、「正しいパスの型」どおりに投げるスキル以上に、このタイミングではどこへ投げるのが戦況を良くするかという判断が重要だと言われています。もしもラグビーに、フィギアスケートのような規定演技があるなら、パスの正しさや美しさは金メダルかもしれないが、それだけでは試合に勝てない。

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仕事をするうえで、変化する状況のなかでよりよい結果をだすことが重要であるとすれば、「知る」「わかる」だけでなく「できる」が大切。筆記試験で問われる「知識」は「知る」「わかる」にあたり、実際に「できる」のかどうかは判らない。

研修やOJTで優秀な成績を残していても、実務の現場で必ずしもそれが成果に直接結びつかないのは何故かという課題が、昔から企業の人材開発に関して指摘されてきた。例えば社内の資格制度や、国の情報処理技術者試験に合格していても、それに見合った能力を発揮できる者と、そうでない者がいること。また逆にそのような資格を持っていなくても現場で優秀な業績を上げる者がいるという現場の実態から指摘される。

これはスキルの体系化・標準化と評価システムの問題として議論されることもあったが、最近はコンピテンシーという考え方が導入されてその認識が変りつつある。
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「成果につながる」と「どんな状況でもできる」

コンピテンシーとは、
ある職務または状況に対し、基準に照らして効果的、あるいは卓越した業績を生む原因として関わっている個人の根源的特性。現場で高い業績(成果)を上げる人材の観察から見出される行動特性のこと。ポイントは様々な状況にあってもその行動や思考が安定的にみられる「業績を生む原因として関わっている」「個人の根源的特性」という点。

ラグビーのお話で考えますと、「正しいパスの型」とはどういうものかを単に理解しているというだけでなく、実際の試合でそれを活かしてパスが通り成果(勝つこと)につながっている、また、どのような状況でもそれができる、というときにコンピテンシーといえる。

正しい型のパスができても、実戦で試合展開を有利に運べる選手でないと起用してもらえない。しかも、刻々と状況が変わってもいつでもそれを実現できるような選手が、「うまい選手」「いい選手」「世間(世界)で通用する選手」ということになる。

コンピテンシーを重視する人材開発の考えでは、成果に結びつかせる行動をする事が重要で、そのような行動をコンピテンシーモデルとして専門分野毎に整理して、人材開発に生かそうとする。例えば、ハイパフォーマーの行動特性をモデル化したり、戦略実現に必要な行動を想定してモデル化したりして、企業としての育成や評価の基準にするようなケースもあります。

コンピテンシーモデルをつくる際に着目すべきは「何をしたか」ではなく、「なぜそのような行動をしたのか」であり、そのときの「状況」を理解すること。

知識や技能といったスキル面だけではなく、その適応能力としてのコンピテンシーという両方の観点から、人材開発プログラムを策定する重要性が指摘されるようになっている。

プロフェッショナル人材にとって、知識・スキルは先ず必要。そしてそれだけでなく、コンピテンシーといえるほどにまで習熟することが、「世間で通用する自分」になるための方法といえる。

【出典】
http://tech.nikkeibp.co.jp/it/article/Watcher/20060423/236002/
http://www.it-innovation.co.jp/2004/08/20-110404/
https://fwd-march.com/competency/meaning-case/#i-6
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