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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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「自分を守る言葉」と「相手に伝える言葉」

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「伝わらないものは、メッセージとは言わない」

広告会社の新人研修で、先生(←会社の大先輩)から教わったことを思い出しました。昨日、親分から仰った「「相手に伝える言葉」と「自分を守る言葉」は違う。君は自分を語りすぎだ」という指摘は、私が広告会社新人で教わったことに通じていると思います。

いま目の当たりにしている文脈上、なにが必要で、なにが必要ではないか。その見極めはね、なかなか困難を伴いますよね。

場を支配しているトピックをおさえる。なんとなくではなく、トピックに係り受けする形容詞句も含めてトピックを明確に意識する。

そして、そのトピックを主語にした発話に徹する。くれぐれも、“ I ~ about the topic.” (「そのトピックについて私は~」)といった主語を一人称にしない。

まずは、この訓練からかなあ。日常会話からこれを意識するようにすれば、そのうち自然に身につくんじゃないかなと思うんです。

主語と述語。
主語を省略しない!

これすらままならないということだと、矯正には相当の時間がかかると思う。主語を省略しがちな人は、いまの自分の発話が一人称の文章なのかすら自覚できないですもんね。

難しいですね。

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