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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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「物質表面の能力を最大化する」は、VBridgeのどの層か?

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E研の要素技術について、ご本人の見解をもとに要点を抽出すると、、

「物質表面の能力を最大化する」ということがコアといえそうです。「まさにそれだ!(本人談)」とのこと。

さてさて、
ではその表現は、VBridgeのどの層に該当するのでしょうか??

一瞬、「機能層かな?」と思ったのですが、いやいや、そうではなさそう。

品質要素層の抽象化表現なんじゃないのかな?具体的な品質要素の個々を帰納法で解釈したものなんじゃないかなと思いました。

同一研究室内でのコミュニケーションでは特に上記のような抽象表現を用いなくても成り立つ。しかし、企業相手の場合、特に異業種との連携を模索するには、技術の特質を抽象化しなければ伝わらない。

TLO、オープンイノベーション、さらには、コア技術戦略を実践する上で、自らの要素技術をどう語るかは非常に大事。

この間から、
VBridgeの各層で、
表現するにあたり抽象の梯子を考える必要性を感じています。

上述の「物質表面の能力を最大化する」は、具体的な個々の品質要素を束ねる抽象表現として、部外者とのコミュニケーションを容易にする。といえるじゃないかなあと考えてます。

抽象の梯子を考えたハヤカワの趣旨は、「二者間のコミュニケーションにおいて相互理解を可能にするためには時として概念抽象化が必要」ということでしたよね?相互理解のための抽象化なのですよね?

各論としての個々の品質要素は、その分野の専門家以外には難解です。だから、抽象化が必要になる。

先日のゼミ以降、
1) VBridgeの各層の関係が抽象の梯子なのか?それとも
2) VBridgeの各層で、抽象の梯子が存在するのか?
という疑問が生まれているのですが、

いまの私は、後者ですね。どうやら。





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