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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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私は自由になった。

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書こう書こうと思ってはいたのですが、年末になってしまいました。どこまで詳しく書くか、考えながら加筆修正することになりますが、振り返りを兼ねて書いてみます。

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いろいろありましたが、
とにかく、
いま、私は自由です。

考えられうる最大級の自由を得ました。

その引き換えに、なんの保証もなくなりました。しかも、最大5年の時限措置。安定を求める人から見れば、ありえない選択かもしれません。いわば恒久的な身分保証を自ら捨てたんですから。13年目にして、結構大きな選択をしたとは思います。

ただですね、
私自身は過去にも同じような経験がありまして、初めてのことではないんです。

前職のときも、正社員で入社しておきながら、入社4年目で一度辞めて、同じ会社と年俸契約する道を選んでるんです。そんなケースは同社100年の歴史で初と聞いています。

という経験がある私からすれば、今回の選択は別に変わったことではなく、想定の範囲内なんです。きっと。

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時限措置は、最大5年です。
6年目はありません。それどころか、次年度があるかもわかりません。

さすがに1年ではどうにもこうにも短すぎますが、5年あれば十分です。それどころか5年もかけたくない。早ければ早いほどいい。私は次のステージに移ります。

極論すると、どこに所属するかはどうでもいいんです。ん?いやそれはさすがに極論すぎますね。かなり前のブログで書いたことがあるような気がしますが、私は生きていく上で「機関」と「機能」を完全に分けています。前者は「自分がどこで働くか」で、後者は「自分が何をするか」です。マスコミ志望の就活生対象のマスコミセミナー講師をやっていた時、この話をよくしていましたっけね。

後者の「機能」には並々ならぬこだわりがあります。意地があり、かなり頑固です。その基本構想は今年8月28日の講演で口外しました。その道のりは非常に長い。一つ一つ、着実に進みたい。

一方、前者の「機関」については驚くほど関心薄です。こだわろうとした時期もあるのですが、いつからかどうでもよくなりました。

機関にこだわるとすれば、
自分が発動したいと思っている機能を邪魔しないでくれること。もうすこし機関に望んでいいのなら、自分の機能発動をさらに促進させてくれること。たとえば、機能の対外的情報発信に熱心であってくれたり、機能の向上に役立つリソース(ヒト、モノ、カネ)を有していることなど。ということになるのですが、なかなか「ここしかない!」という唯一無二の機関っちゅうものはないです。きっとそういう機関はあるのでしょうけど、いまのところ出会えていません。

ということで、
「5年あれば十分。私は次のステージに移ります」という真意は、自分の機能は今後も揺るぎないのですが、そういう機能を発動する際の所属機関は柔軟になります。です。

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私にはどうしても成し遂げたいことがあります。それは、日本製造業がこれから進むべき道を示すことです。

自分一人ではできないことは明らかです。そんなこと言うまでもない。だから、一緒に示すんです。企業と一緒に。どの企業でもいいわけじゃない。明日に繋がる道を自ら示したいと真剣な企業とともに答えを出す!

なにぶん頭に爆弾を抱えています。「道半ば」という言葉が頭をよぎることもあります。以前にこのブログで書いたことがありますが、「道半ば」になったとしても、百歩譲ってそれは受け入れます。行けるところまで行くだけです。今年、過去にない最上級クラスの応援者が現れました。ほんとうにありがたいことです。

自分で言うのはあまりになんなんですが、

我ながら、潔く生きてると思います。決して大げさな言い方ではなく、捨て身の覚悟といえると思っています。そうでなければ、自ら安定を捨てることはしないです。

前進あるのみ。
時に停滞、時に後退もあるでしょうけど、でも前進する!

今秋に得た自由は、
前進する上でこれ以上ない最高の環境をもたらすこと間違いなし。ほんとうにありがとうございます。心から感謝しています。

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