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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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【実演】ピラミッド構造づくりの初動

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初動で大事なことは、
「全体をまとめようとしたらダメ」ということ。

全体をまとめようとすると、
収集情報全体を似たもの同士に分類してラベルを張って、
そして報告して終わりになってしまう。

単に「○○について調べて報告して」という場合はこれでいいですが
今回は違う。

作業に着手するに先立ち、
目的意識をもたないと。
「目的」ではなく、「目的意識」という弱い表現にしている理由は、
最終的に主張すべきトピックセンテンスの「トピック(主語)」が、現時点では固定されているわけではないから。

今回主張すべきトピックセンテンスの主語は、すくなくとも「IM」ではない。
逆の言い方をすると、IMを主語にすると、上記の総花的な報告になってしまう。

いや、むしろ、次のような言い方のほうがいいかも。

最終的に主張するトピック(主語)は、
検討者側がIMとは関係なく「いま、自分が着目している関心事」を置くべき。

ということで、
ひととおり情報を集めたところで
それらの集めた情報をもとにピラミッド構造を作り上げる際、
初動で肝心なことは、

いままでいろいろメモ書きしてきたけど、
1.自分がいまやっていることから見て、IMって何なんだろう?
2.自分がいまやっていることに、IMがもたらす新規性って何だろう?

という2点を考えること。
集めた情報を読み返すのもいいけど、
むしろ、情報を集めている過程で記憶に残っていることや、いま急に「IMって何?」と聞かれたとしたら、パパっと思いだす単語を書き出してみる。ということのほうが的確なピラミッド構造になると思う。

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以上をふまえ、
さあ、今度は私自身がやってみます。
パパっと思いだすことは、、、

・ IMは「態度の管理」という側面だけでなく、「業務の繋がりの管理」という側面がある。
・ IMは、小集団活動や自行程完結などTQMとも関係がある。その関係は包含関係の可能性が高い。
・ 企業が環境変化に対応するためには、外的適応と内的適応に大別される。IMは、後者・内的適応に該当していた。
・ IMは、組織開発のツールとしての位置づけ。組織内部のコミュニケーション開発を担うと考えると具合がいい。

まずは、そんな感じかな。

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