組織開発の実践、そして、コンセプト主導型オープンイノベーション。
こうした新しいテーマに取り組むことができるのは、それまでに取り組んできたことが決着してこそです。
2004年から2年間を加藤研で過ごしたコームラとは、マーケティングを専門とする研究室としては異例の特許取得に至りました。
2006年から3年半を一緒に過ごした池田と奈良とは、VBridgeや価値創出ロジックなど現在の取組みに欠かすことができない手法を開発しました。
そして松村。2011年から3年半を過ごした松村とは、理想追求型QCストーリーという念願の新製品開発手法の発表にこぎ着けました。
4人しか挙げてませんが、4人しかいなかったという意味ではもちろんないです。言いたいことは、私はスーパースターたちに出会う機会に恵まれていたということ。
-------------
松村が卒業して2年以上が経ちました。「いつまでも指導教官ヅラを引っ張るのは違う。卒業したら手を離すべき」をこれまで実践してきたつもりなのですが、松村に関しては卒業後も品質管理学会発表などなんやかんやと引っ張ってしまいました。松村、ほんと申し訳ない。。
卒業後も引っ張ってしまいましたが、それでも、2015年以降は遠慮してました。だよね?京セラドームのオリックス戦にも誘わなくなったし。当たり前か。。すんません。
と、卒業後は遠慮していたのですが、今年7月26日に、あるところから、びっくり仰天メールが届きました。
市場創造研究会に新たに創設された「梅澤伸嘉賞」の記念すべき第1回を、なんと松村との共著論文が受賞した。という連絡です。最初にメールを見た時、嬉しいとかそういう感情はなくて、要領がまったくわからずただただ「???」しかありませんでした。
ひとまず松村にLINEを送ったんだっけ?違ったっけ?その内容は「なんだかすごいねー」という感じの、他人事のようなメッセージを送っちゃったような気がします。あはは。だって、ぜんぜん実感がないんだもの。
梅澤先生をご存知ない方にすこし説明いたします。ここ数年、私がいつも持ち出す「ニーズ三層構造(beニーズ→doニーズ→haveニーズ)」の提唱者こそ、梅澤先生です。もうこれで十分ですよね?
ありがたいことです。ほんとうに。しかも、松村と一緒に受賞できたことがほんとに嬉しかった。
-------------
11月26日、
慶應義塾大学 三田キャンパス。
ついに、
松村とお別れの時を迎えました。
もちろん、前向きで建設的な意味で言ってます。でも同時に、ものすごく寂しい気持ちでした。
松村と一緒に、賞状と記念品をいただき、ほんとうに嬉しかったです。同時にめちゃめちゃ緊張しました。
表彰後、
受賞記念講演に臨みました。
緊張感が解けぬまま講演を開始してしまい、普段の私を知っている方から見るともしかしたら「どうしたんた?どこか具合悪いのか?」という感じだったかも。
講演には、もちろん松村と一緒に臨みました。45分間の講演時間を、導入の第1章は私、本論の第2章は松村、インプリケーションの第3章と結語章は私という二人三脚で。
講演に入る時、ご来場のみなさまには「松村君と一緒に臨むのはこれが最後の機会になります。今日の講演は是非二人で臨むことをお許しください」とお願いして、第1章に入りました。
第1章が終わり、第2章の松村の話が始まりました。なんとしたことか、私は松村の話に聞き入ってしまい、第3章の自分が入るタイミングを完全に忘れてしまいました。大きな会場の中段くらいで松村の様子を全体感のなかで見入っていたのですが、松村が第2章を終えてしまい、慌てて壇上まで走り上がる始末でした。
楽しかった。
夢のようなひとときでした。
幸せでした。
なんというかな、、
できればまだ講演を終えたくない。そんな気持ちでした。
この講演の終わりは、
松村との師弟関係の終わりであることをわかっていたからだと思います。そんなんじゃダメなことは頭ではわかっているのですが、松村との冒険を終わらせたくないという気持ちを封じ込むのは私には酷だったんです。
-------------
講演が終わりました。
会がお開きになりました。
そのあと、二人で六本木ヒルズに行きました。バカラショップに行き、私からの記念品をプレゼントしました。
そして、西麻布のダルマットに行き、かなり長い時間を過ごしました。いろいろ振り返りながら。
松村喜弘君、
いままでほんとうにありがとう。
加藤研究室を選んでくれたこと、一緒に冒険してくれたこと、心から感謝しています。
翌日11月27日、
松村にメールを送りました。
短い文章ですが、思いを噛みしめ、短文にすべてを込めてます。
↓
件名 「味穂会談、結実。」
松村喜弘君
いまも余韻に浸っています。
送ってくれた写真、早速ブログに使わせてもらいました。
6年の月日は、
素晴らしい実を結んだね。
松村と出会い、そして価値を共創できたことは私にとって誇りです。ほんとうにありがとう。
これからはそれぞれの道を歩むことになるね。お互いがんばりましょう。健闘を祈ります。
加藤雄一郎
こうした新しいテーマに取り組むことができるのは、それまでに取り組んできたことが決着してこそです。
2004年から2年間を加藤研で過ごしたコームラとは、マーケティングを専門とする研究室としては異例の特許取得に至りました。
2006年から3年半を一緒に過ごした池田と奈良とは、VBridgeや価値創出ロジックなど現在の取組みに欠かすことができない手法を開発しました。
そして松村。2011年から3年半を過ごした松村とは、理想追求型QCストーリーという念願の新製品開発手法の発表にこぎ着けました。
4人しか挙げてませんが、4人しかいなかったという意味ではもちろんないです。言いたいことは、私はスーパースターたちに出会う機会に恵まれていたということ。
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松村が卒業して2年以上が経ちました。「いつまでも指導教官ヅラを引っ張るのは違う。卒業したら手を離すべき」をこれまで実践してきたつもりなのですが、松村に関しては卒業後も品質管理学会発表などなんやかんやと引っ張ってしまいました。松村、ほんと申し訳ない。。
卒業後も引っ張ってしまいましたが、それでも、2015年以降は遠慮してました。だよね?京セラドームのオリックス戦にも誘わなくなったし。当たり前か。。すんません。
と、卒業後は遠慮していたのですが、今年7月26日に、あるところから、びっくり仰天メールが届きました。
市場創造研究会に新たに創設された「梅澤伸嘉賞」の記念すべき第1回を、なんと松村との共著論文が受賞した。という連絡です。最初にメールを見た時、嬉しいとかそういう感情はなくて、要領がまったくわからずただただ「???」しかありませんでした。
ひとまず松村にLINEを送ったんだっけ?違ったっけ?その内容は「なんだかすごいねー」という感じの、他人事のようなメッセージを送っちゃったような気がします。あはは。だって、ぜんぜん実感がないんだもの。
梅澤先生をご存知ない方にすこし説明いたします。ここ数年、私がいつも持ち出す「ニーズ三層構造(beニーズ→doニーズ→haveニーズ)」の提唱者こそ、梅澤先生です。もうこれで十分ですよね?
ありがたいことです。ほんとうに。しかも、松村と一緒に受賞できたことがほんとに嬉しかった。
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11月26日、
慶應義塾大学 三田キャンパス。
ついに、
松村とお別れの時を迎えました。
もちろん、前向きで建設的な意味で言ってます。でも同時に、ものすごく寂しい気持ちでした。
松村と一緒に、賞状と記念品をいただき、ほんとうに嬉しかったです。同時にめちゃめちゃ緊張しました。
表彰後、
受賞記念講演に臨みました。
緊張感が解けぬまま講演を開始してしまい、普段の私を知っている方から見るともしかしたら「どうしたんた?どこか具合悪いのか?」という感じだったかも。
講演には、もちろん松村と一緒に臨みました。45分間の講演時間を、導入の第1章は私、本論の第2章は松村、インプリケーションの第3章と結語章は私という二人三脚で。
講演に入る時、ご来場のみなさまには「松村君と一緒に臨むのはこれが最後の機会になります。今日の講演は是非二人で臨むことをお許しください」とお願いして、第1章に入りました。
第1章が終わり、第2章の松村の話が始まりました。なんとしたことか、私は松村の話に聞き入ってしまい、第3章の自分が入るタイミングを完全に忘れてしまいました。大きな会場の中段くらいで松村の様子を全体感のなかで見入っていたのですが、松村が第2章を終えてしまい、慌てて壇上まで走り上がる始末でした。
楽しかった。
夢のようなひとときでした。
幸せでした。
なんというかな、、
できればまだ講演を終えたくない。そんな気持ちでした。
この講演の終わりは、
松村との師弟関係の終わりであることをわかっていたからだと思います。そんなんじゃダメなことは頭ではわかっているのですが、松村との冒険を終わらせたくないという気持ちを封じ込むのは私には酷だったんです。
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講演が終わりました。
会がお開きになりました。
そのあと、二人で六本木ヒルズに行きました。バカラショップに行き、私からの記念品をプレゼントしました。
そして、西麻布のダルマットに行き、かなり長い時間を過ごしました。いろいろ振り返りながら。
松村喜弘君、
いままでほんとうにありがとう。
加藤研究室を選んでくれたこと、一緒に冒険してくれたこと、心から感謝しています。
翌日11月27日、
松村にメールを送りました。
短い文章ですが、思いを噛みしめ、短文にすべてを込めてます。
↓
件名 「味穂会談、結実。」
松村喜弘君
いまも余韻に浸っています。
送ってくれた写真、早速ブログに使わせてもらいました。
6年の月日は、
素晴らしい実を結んだね。
松村と出会い、そして価値を共創できたことは私にとって誇りです。ほんとうにありがとう。
これからはそれぞれの道を歩むことになるね。お互いがんばりましょう。健闘を祈ります。
加藤雄一郎