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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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5年後、10年後。

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あの瞬間は、
情けないことに答えられませんでした。

前月のODプロジェクトミーティング後の懇親会で、メンバー一人ひとりが「5年後には何になり、10年後は何になっていたいか」ということを宣言してまわるという時間がありました。

全員が一通り宣言した後、
メンバーのお一人から「で、先生は?」と訊かれ、言葉に窮してしまったんです。

さきほどからいろいろ書いているとおり、やりたいことははっきりしてます。しかし、これらはすべてdoニーズであって、どういう存在になりたいか?何になりたいか?というbeニーズではないです。

口を開くだけで
胸が苦しくなるのですが、、

脳に爆弾を抱えた私には、doニーズはあっても、beニーズはリアリティがなさすぎるんです。悲しいことなのですが、2010年11月の発覚後は、ある種の刹那的な日々の過ごし方になってしまっていると言わざるを得ません。

主治医の先生からは
穏やかに、健康的に過ごせばなんとでもなると言われているのですが、

そんなこと言われたって
いまの「住所不定有職」な生活は続いてしまうんですもの。

5年後、
私は何になっているんでしょう。
少なくとも、任期を終えてますね。

10年後?
わかりません。

正直、あのとき切なかったです (T_T)

-------------

この間、歯が折れてかかりつけの歯医者さんに行った時、先生にとっても私にとっても母校の区立小学校が旧校舎を立て直すという話を聞きました。

治療の合間、この小学校の校医を務める先生から、最近の学校だよりを見せていただきました。「将来の夢」がとても印象的でした。「学校の先生になりたい」は昔からありますが、「モデルになりたい」、「ダンサーになりたい」など、時代は変わったなあと、しみじみ。「とりあえず金持ちになりたい」には絶句しましたが、まあ、お金欲しいよね。うんうん。小学生でそれはどうなのか?とは思いますが、欲しいものは欲しいのだから、しゃーないわな。あはは。

ちなみに、当時の私は
「エアロパーツがんがん装置した個人タクシーの運転手になりたい」でした。親にひっぱたかれました。理由は割愛します。

とまあ、そんな感じで
将来の夢って、基本的にbeニーズですよね。

爆弾さえ抱えていなければなあ。。
2007年ころは、NPO法人を設立して産業界を支援したいと言っていた時もあったのですが、、、

爆弾発覚後は
それいつやねん
と、完全にリアリティを失ってしまったような気がします。

担当医の先生が仰るのだから、
「どうやって穏やかに、そして健康的に日々を送るか」をいまからでも考えるべきなのかな。


【追記】
もうかれこれ7時間以上、
露天風呂に浸かってます。
異常の域に入ってることはもちろんわかってます。

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