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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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いい話を聞かせてもらえて嬉しいです(^o^)

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プロデュースに偶然は無い。偶発はない。

どうしてこの人はそうしたのか?
課題はなんだったのか?
なぜ、その課題に対して、あなたはそのアプローチをとったのか?
どうして、それをひらめいたのか?

「なぜ」の1点。
学ぶべきは、この1点に尽きる。

極論すると、プロデュースの良し悪しの決定因は人脈。その人がもつ人脈そのものを他人に移植することはできないが、「なぜ、そうしたのか?」という意図は教えることはできる。

「なぜ」がわかれば、
「なるほど」に変わる。

ケーススタディは
「すごいですねー」では終わらせないことがポイント。

プロデュースしたい気持ちの根っこは人それぞれ。「金儲け」、「相手が喜ぶ顔を見るのが好き」、「人の心を動かしたい」、「世の中にムーブメントを起こしたい」、「そうなったら楽しいから」、「絵が描けた瞬間の気持ちよさがたまらない」などなど。動機は様々。それを一言でいうなら、基本は「快楽」。いいプロデューサーには色気がある。欲望があれば、叶えるために自ずと考える。「どうすれば叶うか?」を考える。快楽を得るためにあれこれ考える。その結果、ストーリーが作り上げられる。

好色であれ。そのためには、自らもいろんな色を知っている必要がある。(1)いろんな色をわかっていれば、(2)課題が設定されれば、(3)色の組合せ(掛け算)できるようになる。掛け算されたものがストーリーといえる。持ってる技術を知っていれば、掛け算ができる。課題を達成するために、どれをどれをなぜ掛け算するか見えてくる。掛け算によって、1は1.5にも、2にもなる。それがストーリー。

→ ということは、良い掛け算(良いストーリー)を作るための「多様性」に必要性があるといえる??

現状は、ストーリーを描くための道具が足りない。文法や作法がない。考具が足りない。だから、個々の企画がプランナーの個人特性に因るものとして映ってしまう。

この世界に来た人間なのだから、もともとは考えるのが好きだったはず。しかし、いつしか考えるのをやめたという人は少なくないのではないだろうか。「考えるのをやめてしまった人を、再び考える人に変える。考えたくなる」・・・ そんなプログラムであってほしい。

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