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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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今日一番の発見

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共創プロセスにおける第1期、第2期、第3期のラベルは、「doニーズ」ではなく、「達成事項」を記したほうがいいのではないか?

昨年2月の理想追求型QCストーリーのフォローアップセミナーの時に、そう思いました。早速、その直後からはそれまでの「親分doニーズ」という言い方をやめ、「各期のラベルは、達成/未達を計ることができるKPIを定めるべし」に改めました。

昨年12月の品質管理シンポジウムでは、GE社の熊谷社長の講演を拝聴し、「生産性向上に対する日本企業のこだわりは世界の中でも極めて強い」と教えていただきました。

その2ヶ月前の日科技連主催の問題解決セミナーで生産性は、“生産性=分子/分母”で表され、分母を小さくすることが「効率」であり、分子を大きくすることが「効果」と教わりました。

そして今日のB社ワークセッション。どうなったかといいますと、

「各期のラベルは、“〇〇の最小化(=分母を小さくすることによる生産性の向上)” あるいは “〇〇の最大化(分子を大きくすることによる生産性の向上)” のどちらかで定めましょう」ということになりました。

ん?
〇〇の最小化 あるいは 〇〇の最大化??

この言い方って、
VBridgeにおける「品質要素」と同じじゃん! そっか! 各期のラベルって品質要素のことだったのか!?

品質要素は、代用尺度。
何の代用尺度かといえば、第1期ラベルも、第2期ラベルも、第3期ラベルも、いずれもお星様の代用尺度だ!そっか!そういうことか!なるほど!

共創テーマ(=お星様)は、
「全体として、要は何の生産性を高めるのか?」という問いの答え。

「生産性」という言い方をした時点で、何らかの分子と分母が存在する。分子も、分母も、ロジックツリーで要素分解可能。それにより、共創テーマとして表された「〇〇の生産性向上」は、大きくすべき要因と、小さくすべき要因が複数存在する。

まず、どの要因を最小化(あるいは最大化)し、次にどの要因を最小化(あるいは最大化)し、最後にどの要因を最小化(あるいは最大化)すれば、全体としての生産性が向上する筋道になるか?それを表したものが共創プロセスだったわけか!ははぁー、なーるほど。

というのが、
今日一番の発見だと思います。

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