(1)
感情的次元の取扱いがより重要であるといえるだろう。
コミットメントにおける感情的次元に相当する価値の重要性は、様々な論者によって指摘されている。
(2)
たとえば、ブランドによってもたらされる良好な気分や情緒など精神的な満足感を蓄積することの重要性を説いた情緒的価値(青木,1994; 遠藤,2007)や、顧客が製品やサービスやその使用に対して主観的な意味付けをすることの重要性を指摘した意味的価値(延岡,2006)がある。ほかにも、製品・サービスの販売後に、その利用を通じて顧客が得られる価値に着目した文脈価値(Vargo and Lusch,2004)や同じく製品・サービスの利用時に着目し、今はない未知の将来の価値を定めることを主張するコト価値(東,2013)などが挙げられる。
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んーー。
(1)と(2)の関係がどうもしっくりしない。
切った貼ったを繰り返した故に起きた
流れ上の不整合という印象です。
「コミットメント概念」と「使用経験を通じて得られる価値」は
イコールじゃないよなぁ。
コミットメントって、
こっちから向こうに抱くものですよね?
一方で
使用経験を通じて得られる価値は
主観的とはいえ、向こうからこっちに向かってくるものですよね?
ベクトルが違うような気がするんです。
すくなくとも両者はイコールじゃないと思う。
コミットメント概念の感情的次元を
原典に忠実に記述したいと思います。
・感情的次元を原典に忠実に記述して
・時制の話を持ち込んで、
・SDロジックを持ち込んで
・最後にエンゲージメントの重要性を説き、
・X2軸といたしませんか?
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それからそれから
(1)における「コミットメントにおける感情的次元に相当する価値」という箇所なのですが、
以前から議論の対象にはなっていたと思うのですが、
コミットメント=価値
ですか?
価値は
コミットメントではなく
バリューです。
この文章、
不正確だと思うんです。