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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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核を定めなければ

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マインドマップは良いのですが、
本件は単なる発想展開ではなく、
「顧客の何を実現するか?」という目的をあっての検討であるため、徐々にそれに迫っていく層構造を内包しているほうがよい。

そんな目的意識で、
花火マップが生まれました。

花火?
なぜ花火?
ですよね?

環構造なんです。
層構造ではなく、環構造。

中心から
放射状に広がっていく
一風変わったマインドマップです。

趣旨はいいはずなのですが、
直近で次の不具合がありました。

(1)
環構造を成す各層は、
1層表現とは限らず、各層のなかで多層になってもおかしくないのですが、私が描いた模式図が「各層が1層」だったため、それをみた人はみな、各層が1層の花火マップを描いてしまいました。

(2)
花火マップはパソコンの小さな画面の中でちまちま描くものではなく、模造紙なりホワイトボード上でポストイットを用いて描くことを想定していたのですが、個人ワークならまだしもグループワークでもパソコンでやるものと思っていた人がいたこと。

(3)
花火マップ全体は、
「顧客は何をすることができたら喜ぶか?」を表されているべきなのに、一部の花火マップは検討者の所属企業の自己PRになっていたこと。これは想定外でした。原因は、マップ中心の核の表現にある。

前者2つは、
補足すれば直ることですが、
最後の3番目は「表現がプロダクトアウトになっている。花火マップで表すべきは、自分ではなく、顧客である」と口頭で説明してもダメだと思う。

適切に核を定めなければ。
そして、その核は、事業ビジョンに相当すると思う。

ということで、
次回WSでは、当事業部のビジョンについて検討する時間を設けたいと思いはじめてます。

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