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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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「自由」と「安定」は、トレードオフ

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さきほど、
「辞表を出してちょうど2年」という話をしました。いまも頭がこんがらがってますが、さっきよりはマシなので、すこし書き足そうと思います。

辞めたのは、常勤職です。
常勤の職を辞して、特任の身分にしていただきました。早い話、すべての時間を自分がやりたいことに充てることができるようになりました。

しかも、「特任准教授」だろうと思っておりましたところ、教授になり、もう上がりです。これ以上のポストはないので、「昇進」とは無縁になりました。「偉くなるためにがんばる」は完全になくなり、純粋に「思いを叶えるためにがんばる」に全エネルギーを投下できるようになりました。

好きなように時間を送る自由。そして、意識の解放という自由。物理的にも、精神的にも、劇的に自由になりました。その結果、この2年間で一気に切り込んだ新領域が、組織開発です。さらにその延長戦で、人財開発にも新しい角度から足を踏み入れるに至りました。結果、これまでの取組みとの合わせ技によって、私の取組テーマは、「ビジネスモデルで先行し、現場の戦いに持ち込む」という過去最大級の内容になりました。

ということで、
常勤を辞して特任の身分になったことは、非常に大きかったです。


その代わり、
不安定の度合いは、想像以上でした。
ヤバイくらい不安定です。ここまで不安定になると、それが原因で精神的にまいってしまう場合もあるんじゃないかな?

この2年間でわかったことは、
「自由」と「安定」はトレードオフだということ。頭ではわかっていたつもりでしたが、実際やってみると想像以上でした。


とはいえ、
仮に「もう一度 考え直す機会をあげてもいいぞ」ということがあったとしても、

私は自由を選びます。
安定してても窮屈だと、あたしゃあダメだ。

一度しかない人生だし、
しかも私の場合は、いつ血管が破けるかわからない身だし、

自分が心からやりたいと思えるテーマを、存分に楽しみたいと思います。「真剣な大遊び」ですね。


今日の内容は、以前にもこのブログで似たような内容を書いたことがありますが、2年前のちょうどこの日に辞表を出したんだよなあ、、、と思ったらしみじみした気持ちになってしまい、書いてしまいました。

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