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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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これから先は、要注意。でわの神になってたまるか!

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いろいろ貴重な経験の機会をたくさんいただきました。これまでの経験が、これからの未知の事柄に臨む際の力になっていると思います。

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「既知」と「未知」の割合は
年とともに割合が変わっていきますよね。

初めは、
既知0:未知100

経験を重ねるごとに、
既知の割合は高まり、未知の割合は減っていく。

ここまではOK

ただし、
あくまで「既知の割合は高まり、未知の割合は減る」に過ぎないのであって、「既知100:未知0」になるのではない。「既知100:未知0」なんてことは絶対にありえない。

ところが、
なぜか、年を取ると
既知100:未知0
であるかのような言動・行動になってないか?

ほかならぬ自分が、
そういうとんでもない勘違いをしていないだろうか?

これから先、
自分が勘違いする危険性はますます高くなるはず。そうなると、過去の経験で見聞きした範囲の中で答えを出そうとするはず。

野辺山で森の中をずんずん進み、茂みをかき分けたら綺麗な泉を見つけたあの時の言葉に表しようがない感覚を、いつまでも大切にしたい。どこに綺麗な景色があるのかというレパートリーが増えるのはいいことだけど、レパートリーの範囲内でゲストを連れているだけの案内人にはなりたくない。ゲストと一緒に秘境を見つけ、いつまでもレパートリーを増やし続ける人になりたい。

よほど注意しなければ。

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でわ‐の‐かみ〔では‐〕【出羽守】

1 出羽国の長官。
2 《連語「では」と「出羽」をかけて》「海外では」「他業界では」のように、何かにつけて他者の例を引き合いに出して語る人のこと。多くは揶揄の気持ちをこめていう。

(goo辞書)

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