Quantcast
Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3957

「あたためる」と「あたたまる」

$
0
0
昨日の最後の話は
今後の検討すべき課題をいろいろ示唆していたような気がします。

「あたためる」は、
Doニーズといえるか? です。

その昔、世の中に部屋を暖める暖房器具がなく、火を焚いたりしていた時、新たに登場した暖房器具は、「家事を心配することなく、空間を暖める」というDoニーズをもたらした。といえるのでしょうね。

ただし、すでにそのDoニーズは存在していた。当時は「枯れた枝葉」と「火」がhaveニーズだったところへ、新たなhaveへの置き換えをもたらした。ということで、既存Doニーズのよりよき遂行をもたらしたといえるのかな?

んーー。
昨夜から頭がこんがらがっているのですが、

「あたためる」というとDoニーズっぽいのですが、「あたたまる」というとDo結果ですよね?ちょっとした言い回しの違いで、Doニーズになったり、Do結果になる。動詞だけ(単語だけ)で議論するとこんがらがってくるのですが、めんどくさがらずにきちんと文章にして議論していれば混乱は避けられるのかな?主語を考えると、「あたためる」と「あたたまる」の主語は違いますものね。

何のために、
何を、
どんなふうに
暖めたいのか?

そんな感じで丁寧にフル文章を考えていくことが、「ハードメーカーとして今後どんなソリューションを手がけるか?」に繋がっていくのかなあ。

日本語って主語がなくてもしばしば会話が通じてしまいますよね。他動詞を使っているのに、目的語がなくてもなんとなく前後の文脈で推察できちゃう。便利といえば便利なんですけど、そういう便利さが、逆に考察を難しくしてしまうような気もします。難しいですね。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3957

Trending Articles