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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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花火マップの新たな最外周を試してみたい

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純粋な研究者ではないし、
根っからの実務家でもない。
ほんと中途半端な存在。

マーケに配属された前職の広告会社時代も、入社2年目から研究開発職を兼務してたし。大学人に転身しても、初年度から相変わらずブランド・プロポジション作ってたし。二刀流と言えたらカッコいいのでしょうけど、実際は、ハンパない中途半端。かな

ひらめいたことをすぐ試したくなるんですよね。つまり、実験好き。「実験」というと、指導を仰ぐ企業からすると嫌な気持ちになるような気がするのですが、いやいや、妥協せずに極めようとするからトライ&エラーが必要なのであって、その時点で考えられるベストを常に尽くそうとしているのですから、「実験」という言葉に悪い印象をもたないでほしいと思ってます。

さて、

先日来、
「顧客成長プロセス」と「スクリプト」を入れ替えるのではなく、両方を使いなしてみたいと思っているわけですが、そうなりますと、、

新たな問題として
花火マップの最外周は何がくるのか?

実はこの最外周に
以前から修正の必要性を感じていました。

当初は、
「未来の顧客Doニーズ」でした。
花火マップの最外周に未来のDoニーズを並べることができるのなら、それが理想的だといまも思ってます。が、しかし、事業構想セミナーとか、企業のワンデイWSをやってもやっても、最外周に来るのは「Doニーズ」ではなく、「Do結果」。「DoニーズとDo結果は、違う!」と解説しても、ほとんどのケースで最外周はDo結果ばかり挙がります。この現象にどう対処すべきか、それを以前から感じていました。

そこへ、
スクリプト復活の話。

「当事業は顧客のどのようなスクリプトに関わるべきか?」というスクリプト範囲設定は、全8ステップの、第4ステップです。その前の第3ステップがPEST分析、いまの花火マップです。

ということは、

花火マップの最外周は
むしろ、Doニーズじゃないほうがいいのではないの??Doニーズよりも、Do結果が最外周に来てくれたほうが、「そのDo結果をサポートするために、当事業が関わるべきスクリプトは何か?」と考えやすい。

いまはまだ、最外周に何がくればいいのか変動してしまいそうですが、ひとつ言えることは、

花火マップの最外周は、
スクリプト範囲の設定に示唆をもたらすものであってほしい。ほぼ間違いなく、それは言えると思う。

来月から
肝いりの新プロジェクトが始まります。
絶好の実験チャンス
ひとまず、「顧客課題」という名で、「未来を展望した上で、顧客が達成したいことは何か?」という問いの答えを最外周に置いてみよう。そして、「それを達成するために我々がサポートすべきスクリプトの範囲を定めてみよう」という第4ステップに繋いでみたいと思います。

顧客成長プロセスの検討は、
きっと、もっと後ですね。

2回目のPDCAに入ってから考えるべきことなのかもしれない。

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