Quantcast
Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3957

「顧客成長プロセス」と「スクリプト」のドッキング

$
0
0
ようやく豆電球が光りまくりました。ドバドバいろいろなことが思い浮かんでいて、こんがらがってしまい、すべてをうまく書けないのですが、頭を整理しながら書いてみます。

まず、
ホップは、デジタイゼーション。
つまり、既存スクリプトにおける特定イベントのデジタル化。たとえば、特定工程のカンコツの見える化。特定工程の自動化。人による自工程完結を、設備による自工程完結に移行させる取組みは、この段階に相当する。

ステップは、デジタライゼーション。
既存スクリプトの抜本的刷新。
3次元データを用いて施工プロセス全体を様変わりさせたスマコンはまさにこのレベル。ICT農業もこの段階だと思う。

ここまでは、
あくまで「既存スクリプト」の話。
「既存スクリプトにおける部分最適(デジタイゼーション)」か、それとも「既存スクリプトの全体最適(デジタライゼーション)」かという、部分最適あるいは全体最適の違いはあれどいずれも既存のスクリプトに目を向けている。

ジャンプは、
「新規スクリプトの創造」と言いたいところなのですが、その言い方では言葉がフワついていて扱いづらい。当事業がこれまで関わってきたスクリプトとは別に、まったく新たなスクリプトを手がけるのは簡単じゃない。実現可能性を失ってしまう。

それよりも、
「スクリプト範囲の拡大」のほうが現実味がある。たとえば、これまで川下工程の改善に腐心していたところへ、「川下工程のこれまでの抜き取り検査を全数検査にして、工程全体の稼働データと繋ぎ、川上工程における人のカンコツを定量化して源流管理できるようにする」というのは、スクリプトの拡大といえるのではないか。

あるいは、
医療行為におけるこれまでの治療スクリプトを、前は健康診断スクリプトに広げ、後ろは経過観察スクリプトまで広げ、「お医者さんが患者の未来を守る」をサポートするとするのはどうだろう?

これならジャンプ段階に相当するといえないかな?

んーー。
もっと考えます。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3957

Trending Articles