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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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自分自身が率先して楽しまなきゃね

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「楽しまなければならない」という言い回しは、なんだかエライ微妙ですね。must enjoyは、ヘンだ。

「楽しくないものを楽しまなければならん」と言いたいのではなくて、

遊戯三昧してるんなら、
そうしていることを自分自身がちゃんと自覚して、
ほんでもって、その様子を自分にも、そして周りにもわかるようにしたい。

ということ。
うん、言いたいのはそういうことです。


ずいぶん前の記憶なのですが、
マーケの授業で、その昔 食品工場に勤めていた時に焼おにぎりをバクバク食べていたことをケタケタ笑いながら学生に話していたら、聞いていた学生もケタケタ笑っていてことがなんだか嬉しくて

「この話は笑いを誘えるんだな」と思って、次年度も同じ話をしたら、学生の反応がイマイチだったことがありました。

あのときかな?
あのとき話したことが楽しいことだったのなら、それがほんとに楽しかったことを伝わるように話さないと、聞いてる側には伝わらない。

そんな感じがしました。
学びというか、気づきというか、よくわかりませんが、あの経験は、その後の自分の振る舞い方に何気に影響したような気がします。


ワークセッションをやっている最中に、「いま、自分は周りから見て楽しそうにやっていると映っているだろうか?」と意識したほうがいいのかな? それってある種のセルフモニタリングということなのかな?

なんだか頭がこんがらがってきました(@_@)

人の根源にある価値判断って
結構原始的で、要は「接近 or 回避」だと思うんです。たしか、学生時代の認知科学の授業でも、そんなことを教わったような気がします。

大脳新皮質が発達した生き物とはいっても、結局は、辺縁系に支配されてるわけでしょ?つまり、情動が優先ですよね?

ならば、
快/不快。

対象に対して快なら、接近。
不快なら、回避。

「メンバーの発話を引き出して、繋がる」というファシリテーションの場では、メンバーのファシリテーターに対する接近意向が重要な鍵を握るんじゃないかしらね。ファシリテーターに対してだけじゃなくて、というかそれ以上に、メンバーが他のメンバーに対して接近意向を喚起するように場を創ることがファシリテーターの最も重要な仕事なのかも。

接近意向がファシリテーターに対してなのか、他のメンバーに対してなのかはともかく、いずれにしても場において相互の接近意向の喚起は必要。

そのためにも
自分の遊戯三昧状態が周りに伝わるよう、それに先駆けて自分にそのことが伝わらんと。


先日の管理職研修、
私の声はいつもより小さかったのだそうです。そらアカンわ。寝不足が原因なのか、話の進行方向を見失ってビビったのか、そもそも初めからビビったのか、わかりませんが、いずれにせよアカン。

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