御旗候補

ちなみに、大学でいま検討されているサービス・イノベーション・コンソーシアムでは、以下を叩き台として御旗が検討されていくことになると思います。

（１）脱自前主義時代（グローバル水平分業時代）の次世代設計プロセスのあり方： 社内の設計プロセスだけでなく、B2Bにおける顧客企業の設計プロセスをいかにサポートしていくかという発想の具現化。たとえば、完成品メーカーの企画部門と設計部門に加え、ティア1とティア2の設計部門と生技部門と製造部門と検査部門と品証部門が一体となった協働企画プロセスの抜本的再構築。

（２）IoT時代の異業種協業可能性： 製品提供後のアフターサービスを、これまでの「製品のサポート」から、顧客の行為(Do)に着目した「顧客のサポート」にシフトすることによる新たなお役立ち機会の発見。および、発見した顧客ジョブを異業種と協働するあり方について。

（３）長寿国家における心身健康社会の構築： 病気の未然防止や早期発見・治療など「身」だけでなく、「心」も考える。また、本人だけでなく、家族など周囲も視野に入れる。

（４）女性活躍社会における家族世帯のくらしのあり方

（５）農業革命と地域創生： 農業の工業化による生産性向上だけでなく、各地域の農産物ブランド開発の支援も視野に入れるとともに、食文化の創造と世界発信も視野に入れる。

（６）観光資源開発と地域創生

（７）甚大化する災害と向き合うための地域社会運営のあり方

（８）熟練技能の伝承

（９）「終身雇用終焉と人財流動化」と「職務給（同一労働同一賃金）への移行」と「ネクスト働き方改革」を考慮した、個人のキャリア形成のあり方（組織から見た場合は、「人財育成のあり方」）

（10）ビジネスモデル変革に伴う組織開発支援のあり方： 自社の話ではなく、顧客企業の支援。組織開発の到達点を「品質保証体系づくり」に留めず、職務分掌の策定と継続的更新とする。