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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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安全策を取ろうとしている自分にガッカリ

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いまも複雑な心境です。

自分は変わってしまったのではないか?
そんな気がして悲しいです。

保守的になっているつもりはないのですが、今回の事案は安全策を取ろう取ろうとしていたことを痛感しました。


製造業を一緒くたにするつもりは毛頭ありません。実際、生産財メーカーはうまくいく場合が多いです。

一方、製品ハードのQCD至上メーカーとの取組みは、非常に大きな困難を伴う場合が多い。顧客ニーズの議論を、HaveニーズからDoニーズに上げることはできるようになりました。しかし、次の問題は常につきまといます。

1) Doニーズの範囲が狭い。製品周辺のDoニーズに留まり、顧客の生活(B2C)やバリューチェーン(B2B)を俯瞰した上での「ジョブ」の目線にならない。

2) 顧客のプロセスを深く知らない。顧客の要望を満たすことに腐心して企業は、顧客の生活やバリューチェーンを俯瞰しようにも知らないことが多すぎてDoニーズ アイデアを導けない。

これらの問題は、時間をかければクリアできます。知らないことがわかれば、知ればいい。観察なのか、聞き込みなのかはともかく、調べればいいだけのこと。時間の制約さえなければ、いかようにもなると思っています。

ところが、
まさにその時間なんです。

今回の事案は、
時間が非常に限られている。
厳しい時間制約のなかで、効果を出すことが求められている。

強硬策に出てゲッツーを食らうより、犠打で走者を得点圏に進めて1点をもぎとるほうが賢明。そう思っているフシがある。今日の自分の様子は、そうとしか思えませんでした。

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