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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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【講義メモ】業務機能展開

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業務を「機能」として表現する。
機能表現は、「名詞」と「動詞」で表現する。

機能の上下関係を考え、1次機能→2次機能→・・・と展開する。
「〇〇を〇〇する」ために「〇〇を〇〇する」と表現できるならば、前者機能は、後者機能の上位機能である。

マネジャーだけで業務見える化に取組むのは困難。みんなで2時間やってみる。それだけでも、お互いに何をやっているのかを知る良い機会になる。

何次まで展開すべきかは一概には言えない。「はたらき」を、抽象度が高いものから具体的なものまで展開しうるが、仕事を請ける人の目線に立って、どこまで詳細に記すかが決まる。

全体をまんべんなく展開するのは大変。よくわからないゾーンに特に焦点を当てて、詳細に展開し、業務の見えるかを図るのもよし。

【効用】
1.一見複雑に見えても、全体を俯瞰できる
2.動詞表現にこだわるようになる。たとえば、「検討する」より、「判断する」「決定する」など、より突っ込んだ行動内容をするよう意識づけされる。
3.自己完結できる業務なのか、他者連携が求められるのかが明確になる。
4.プロセス全体をにらみ、配置すべき業務位置が示唆される。たとえば、C領域はフロントローディングの対象。DXプロジェクトにおいて、「入札過程」と「準備過程」の両方に、担い手違いで同一活動が存在していたことを発見したのはその典型。

業務機能展開は、[機能→工数見積もって→進捗管理]に着目しているという点でWBSに似ている。業務機能展開表ならではの特徴は「粒度合わせ」にある。粒度が粗いレベルで工数を見積もっても、管理が難しい。
→ ということは、業務機能展開があってはじめてWBSが生きる、ということ?

業務の質は、修飾語。
どんな情報を、どんなふうに処理するの?
求められるパフォーマンスによって、業務に求められる質は異なる。

質が定まれば、保証項目が見えてくる。
たとえば、
・情報の正確性
・情報の適時性
・収集の適格性
・収集の迅速性

【保証項目】
あなたの業務の優劣を測るモノサシは何ですか?
・調査の迅速性: 速くやってほしい
・調査範囲の幅広さ:: 世界15か国やってほしい

保証項目 = こういうことを要件にして仕事に臨みましょうね

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【演繹的】
はじめに目標ありき。
目標を達成するために、どんな仕事が必要か?

【問題意識】
「製品をうまく繋いで、それで何ができる?」が重要な時代
ものづくりのための業務機能展開だけでいいのか?
新しい仕事を創り出すことがマネジャーの役割なのではないか
私は製造の人、品証の人、ではなく、企業全体で価値を創造できるようになることが重要

「業績達成のための業務機能展開」から、「組織的イノベーションにむけての業務機能創出」
目的工学。目的の持ち方。

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【ミドルの役割】

「部員各人がそれぞれ一番やりたいこと」と「会社が掲げる目的」が重なることが一番ハッピー。ミドルの最大の役割は、会社が目指す姿と現場の現実が重なり合う面積を大きくすること。

業務計画の目的は
人財育成、チーム能力向上など。
業務計画とは、いわば、マネジャーのマネージャーによる改善計画。
日常管理レベルが上がるとは、スタッフが成長しているということ。

年度計画PDCAの“P”内で
もう一つのPDCAを回さなければ新しいイノベイティブな業務は生まれない

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【マネジメント上の変更点管理】
業務の質は、目標項目で決まる。
目標値を変えたら、求められる業務は自ずと変わる。FMEAばりの変更点管理。

【まとめ】
1.品質表とは違う
2.マネジャの発展 Not Can I Do, but How can I do
3.善い目的に基づく業務機能創出。創出のためにはPに因果律PDCA
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