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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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「共感」が大事なのは疑う余地なし。しかし、、

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さっきまでの投稿を非公開モードに変更したので、この投稿をいきなりご覧になった方には「なんのことやら?」という感じになってしまい申し訳ありません。

ブログを書くようになってから、それ以前と比べて一番変わったことの一つは、ふと何かの言葉を書いた時、その言葉の意味を辞書であらためて調べるようになったことかな。今日は「気運」、「大義」、そして「共感」といった言葉の意味を調べてました。

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きょう‐かん【共感】  
[名](スル)他人の意見や感情などにそのとおりだと感じること。また、その気持ち。「―を覚える」「―を呼ぶ」「彼の主張に―する」
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今日いくつか投稿したうちの一つとして、「共感で生きる」という趣旨のことを投稿しました。そして、「自分は共感でしか生きていない」と書きました。その時はたしかにそう思って書いたのですが、いざ書いてみると、「ほんとにそう言い切れるか?」と思って、辞書で調べてみたんです。

「相手の意見、相手の感情に対して」なのですね。話がややこしくなってしまったかもしれない。

問題解決の基本的枠組みである「①現状」と「②目標(あるべき姿orありたい姿)」を考慮すると、たとえば、価格競争激化の現状を憂える相手に「うんうん。わかるわかる」というのは共感なんですよね?ウィキペディアで「共感」をみてみると、「共感(きょうかん、英語:empathy)は、他者と喜怒哀楽の感情を共有することを指す。もしくはその感情のこと」と書かれていますから。でも、達成すべき目標については「さっぱりわからん(=目標ボックスが空っぽ)」と言っている人には、「そんな状態だから、コモディティ化に陥るんじゃ!」と思ってしまう。それって、共感じゃないですよね。

あるいは、演繹推論の枠組みである「①着目する事実」、「②その事実の解釈に用いるルール(価値基準)」、「③解釈の結果(演繹推論結果)」を用いて考えてみると、たとえば「これからの時代は、社会的価値を利害関係者たちと共創するという考え方が重要なんだ」という、③解釈の結果(演繹推論結果)に対して「まったく同感です!」という場合は、共感なんですよね?でも、相手がそう考える根拠(拠り所)として「自社が持続的に儲ける鍵は、他者の経営資源を取り入れることによる競争軸の多次元化だから」と言われると、「おいおい。。②価値基準のトピックが利己的じゃないか!」と、賛同しかねます。それって、共感じゃないですよね。

共感という言葉、
私はまだ分かってないのでは。安易に「共感で生きる人間」なんて言えない。そもそも、こんな風に左脳で考えている時点で、「共感」とはどんどんかけ離れていっているのではないか。汗汗

や、やばい。。
どツボにはまったかもしれん。


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