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Channel: ひょんなことから国立大学助教授になった加藤雄一郎の奮闘記
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2016年の振り返り3 「VBridge、ついに公の場に現る!」

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パーマネントの身分を捨てて最大5年の特任という身分になってでもやりたかったこと。それは、さきほど紹介した研究経歴のトップに記した「コンセプト主導型オープン・イノベーション」です。

一見すると似たような取組みはあります。たとえば、某大学が提唱するH?Pとかね。でも、実際はぜんぜん違います。

ということで、
オープンイノベーションの話に入る前に、どうしても触れておきたいことを一つ。

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我々のコンセプト主導型オープンイノベーションの最大の特徴は、企業なと各主体が保有するシーズを「要素技術の部品・機構(=要素技術の成り立ち)」まで掘り下げる点です。そして、部品・機構が発現する「機能(自律機能と他律機能)」に着目します。前者・自律機能は「ふるまい(=当該要素技術はさきの成り立ちをもとに、どのような振る舞いを取るのか?)」、後者・他律機能は「はたらき(=その振る舞いをもとに、どのような外部対象に、どんなはたらきを施すのか?)」です。

これでもか!というくらい、徹底的に要素技術を掘り下げます。これができるのもVBridgeがあればこそ。VBridgeなくして、こんな考察できないです。2007年から数年にわたって池田と一緒に取り組んだVBridgeがおよそ10年の月日を経てこうして開花するとは、当時はそんなのこれっぽっちも思いませんでした。きっと池田も喜んでくれると思います。

そうそう!
あれ?ちゃんとご報告しましたっけ?

これまで卒論や修論、学会発表に留まっていたVBridgeが、ついに公の場に登場したんです!企業の技報です!ジェイテクト社の最新号に掲載させていただく機会をいただきました。誠にありがとうございます!

同社技報のページを拝見しますと、ただいま月間ダウンロードランキング1位です! といっても、それは出版直後だからこその最大瞬間風速であることは重々承知しております。汗汗汗

いけちゃん、これ見た?
読んでみて!感想聞かせてちょーだい!
http://eb-cat.ds-navi.co.jp/jpn/jtekt/tech/ej/

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